SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

SalesZine Day 2025 Summer

「北風と太陽」「今までのツールを再現」 データを営業の“インフラ”へ整えたアマノとDIGGLEの挑戦

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

データの蓄積・可視化が拓く「未来の営業組織」

高橋 データ活用を考えるうえで、AI活用も重要なテーマとなります。その点も含めて、今後の両社の挑戦をお聞かせください。

小俣 営業のなかには、データを見に行くことすら面倒くさいと感じている人もいるでしょう。今後はダッシュボードのデータをチャットで自動的に送ったり、AIで分析したりしてくれるツールの活用にチャレンジしていくつもりです。

「前日と何が変わったの?」といった分析を自動で提示してくれる機能は、データを「貯める」フェーズから「活用する」フェーズへの重要なステップだと考えています。

吉岡 これまでブラックボックス化されていた営業の商談は、文字起こしや採点など、AIの進化により可視化が進んでいます。今、弊社が取り組んでいるのは、お客様からの質問をデータ化することです。

 たとえば商談が1日に20件、月に約400件あるとして、1商談につき10件の質問が生じた場合、月に4,000件もの質問が発生します。これらの質問データをすべてAIに読み込ませて、上位100位の質問を順位付けしたり、機能要望および理由をデータとして抽出するのです。

 これにより、営業は「お客様から何を聞かれるか」を事前に把握でき、逆に「どうやってお客様の本音を引き出すか」といった対人価値に磨きをかけることに注力できます。今後は、AIによるデータの活用と、営業の力量の底上げ、この両面から取り組んでいくべきだと考えています。

高橋 AIやテクノロジーが進化するなかで、その前段として、データや行動をしっかりと貯めていくこと、そしてそれを可視化していくことの重要性を、改めて強く感じました。本日はありがとうございました。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
SalesZine Day 2025 Summer連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

清家直子(セイケ ナオコ)

フリーライター。地方新聞社で報道記者として、行政や事件報道に従事。現在は、企業オウンドメディアやビジネス系、法律関連サイトなどでインタビューを含めた情報発信を行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/7551 2025/10/28 07:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

年間スポンサー

AD