行動を変える原動力は、「内発的な危機感」にあり
成長は「コンフォートゾーン」→「フェアゾーン」→「ラーニングゾーン」、そして「グロースゾーン」と、4つのゾーンを経て起こるものです。しかし、多くの人が最初の壁(フェアゾーン)を越えられません。文字どおり、心地の良い状態を抜け出すのは、誰にとっても怖いことだからです。
Comfort Zoneのイメージ
この4つの領域モデル(Comfort → Fear → Learning → Growth)は、コーチング・成長支援領域でよく使われているフレームです。出典は明記されていませんが、信頼できる複数のコーチング系文献・サイトが類似構造を紹介しています
そして、行動が変わらない人に共通するのは、「危機感がない」という点。ここで重要なのは、危機感は他人から「このままだとマズいぞ」と言われても醸成できないという事実です。
「いまの状態で仕事をしていて、未来があるのだろうか」
「ほかの人に負けてしまっているかもしれない」
このような危機感を自ら抱くことこそが、コンフォートゾーンを抜け出すきっかけとなります。
初期費用ゼロ!「発信」であなたの世界を広げる
このように「内発的な危機感」を灯すことが成長の第一歩ですが、そのきっかけになるような「自分にとって刺激になる人や事象」をどう見つければいいでしょうか?
真の危機感は、自分より進んでいるように見える同世代や、別領域で活躍する人の発信を見たときに生まれやすいものです。つまり、ほかの世界を知ることが、コンフォートゾーンを出る第一歩になりえるのです。

では、どのようにほかの世界を知るべきか。ここでおすすめしたいのが、SNSなどによる発信です。初期費用ゼロで今すぐ始めることができます。
「発信なんて自分には難しい」「大した経験もないし」と感じる方も多いでしょう。しかし、私は「人は皆、何かのスペシャリストである」と信じています。自分にとっての「あたりまえ」が、他の誰かにとっては「驚き」に変わることがあるからです。
自分の考えや知識をSNSやPodcastで発信してみてください。リアクションをもらえた部分こそが、あなたの「潜在的なスペシャリティ(強み)」です。私の場合も、BtoB営業の本質的な発信への反応から、自分の強みに気づくことができました。
発信でスペシャリティが見つかると、一気に人との交流が増えます。今までアクセスできなかった情報や、自分より遥かに優秀な人たちの活動に触れることで、「こんなにすごい人がいるのか」「自分は小さくまとまっている場合ではない」という新鮮で強烈な内発的危機感が生まれるのです。
自分をよく知るには、まず動くこと。発信は、成長のための「知恵と行動」のサイクルを生み出す起点なのです。

