SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス

トップ営業スタッフが使う「お客様の本音を引き出す魔法の言葉」

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

「営業で結果を出すために、ヒアリングが大切だ」とよく言われる。ただ、お客様の本音を引き出すのは容易なことではない。表面的な要望を聞くだけでは、他社と差別化された提案とならず、値引き合戦に。契約にも至りづらいだろう。骨折り損のくたびれ儲けだ。そうならないために、今回はトップ営業スタッフが使う「お客様の本音を引き出す魔法の言葉」を紹介する。たったひと言でヒアリングの質が劇的に変わり、提案の精度が上がり、契約率も高まる。ぜひ参考にしていただきたい。

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

トップ営業スタッフのお客様の本音を引き出す魔法の言葉とは

 お客様の本音を引き出せるかどうかで結果は180度変わる。営業職や接客業ではこれがキーポイントとなる。

 知人の理容師の方とお会いしたときのこと。いちばん困るのは「自分の要望をはっきり言ってくれないお客様だ」と言っていた。

 たとえば「横はさっぱりして、あとは良い感じで」といった感じ。その都度聞くが「う~ん、どっちでもいい。任せるよ」と言うだけ。常連のお客様ではない場合、このようなあいまいな指示では非常に悩むと言う。お客様が満足するかどうかは運次第となってしまうからだ。

 という私自身も、以前は理髪店で要望をあまり細かく伝えてこなかった。それは、「細かく言うのは気が引けるな」と考えていたから。

 しかし、それではカットするほうもよくわからないし、私自身も終わったあとに、「全然イメージと違ったな」となってしまう。お互いにとって良くない結果だ。

 技術も必要だが、細かく要望を聞く技術も必要なこと。このスキルがなければお客様側もどう答えていいかわからず、カットする側も満足いく結果を出せない。

 営業活動においても、「お客様の要望を聞き取る」といったことは基本であり、もっとも重要なステップである。

 しかし、「契約するかわからないし、あまり細かく話すのも申し訳ない」と考えるお客様も少なくない。だからこそ、表面的な要望しか言ってくれないのだ。

 これでは営業スタッフは的確な提案をつくることができず、お客様も提案に満足できない。お互いに時間の無駄になり、双方にメリットは生まれない。

 では、どうすればお客様の本音を引き出せるのか。

 私が営業スタッフ時代にやっていたことを紹介する。これはもともと先輩のトップ営業スタッフがやっていたこと。

 その方法とはヒアリングの前に次のように伝えるということ。

要望に関して、可能な限り細かい部分まで教えてください

 これは魔法のようなひと言で一瞬にして、お客様の意識を変えることができる。このひと言で「細かく伝えてもいいのか」と安心して本音を話してくれるようになる。

 聞き取れる情報の質は一気に上がる。濃い情報を得られれば、提案の精度が上がり、契約率が一気に跳ね上がるのだ。

 ここから、具体的な事例をお伝えする。

次のページ
お客様が営業に細かい要望を伝えられない理由

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)

群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/7826 2025/12/08 07:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

年間スポンサー

AD