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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

SalesZine Day 2025 Summer

SFA/CRM活用で営業の行動量が7.3倍に “データ活用”を成田デンタル3つの施策

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ツールの選定基準は?

 SFA/CRMの導入の最後のポイントは「ツールの理解」。吉原氏はSFA/CRMの導入・活用を推進する立場として「ツールの理解は非常に大事」と強調した。

 そして、そのために必要なのがユーザーコミュニティだと言う。吉原氏自身も、ウイングアーク1stのユーザーコミュニティ「nest」や、kintone Cafeの千葉支部の運営メンバーとして活動している。

「ユーザーコミュニティではツールの使い方や機能、活用事例などをインプットできることはもちろん、参加者同士で泥臭い苦労話を語り合うことも多い。具体的にどんなデータでどう分析をしているのかといった、生の情報交換ができることが魅力です」(吉原氏)

 ユーザーコミュニティでの会話から、別のツールの活用のヒントを得られることもある。「ユーザーコミュニティが熱いかどうかは、ITツールを選ぶ際の基準のひとつ」だと提言した。

 最後に、同社におけるAI活用について触れた吉原氏。AIを使うこと自体が目的にならないように気を付けつつ、「無駄な時間の削減」と「新規受注率の向上」に役立てようと、システムを構築中だという。

画像を説明するテキストなくても可

 たとえば、営業が社用車を使用する場合、kintoneにガソリン代を登録する必要があるが、日付や料金の入力が手間になっている。そこで、レシートの写真を撮影するとそこからAIが情報を抽出して反映させてくれるしくみを作っているという。

 また、現在は社内の会議にLINE WORKS AiNoteを導入している。これは音声認識によってAIが議事録をまとめてくれる便利なツールだ。「今後はこのAiNoteを営業の商談やロールプレイングにも導入して共有することで、セールスイネーブルメントに活用したい」と語った。

 吉原氏は、「SFA/CRMの導入には、『データ活用前提』かつ『しかけとしくみ』が重要であること。また、ツールを深く理解するためにユーザーコミュニティでの情報収集が大事であることをお伝えしました。社内の営業の方々も、実績が上がれば働くことが楽しくなり、結果的に『笑顔創造』につながると思います」と語り、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダカコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://saleszine.jp/article/detail/7509 2025/09/02 07:00

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