SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZine Day 2025 Summer

2025年7月24日(木)13:00~18:20

「仮説思考」を営業組織にインストールせよ!

「仮説思考」で切り開くこれからの営業KPI設計 “逆算型KPI”で部下を動かし、目標を達成させよ!

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

“仮”の数字でも立派な「仮説」になる

 みなさんの中には、「このケースと違って自社には十分なデータがないから、こうした逆算はできない」と思われる方もいるかもしれません。しかし、仮説はあくまでも“仮”で構いません

 たとえば、「アポ率は完全アウトバウンドでほとんどとれないから、1%くらいかな」「案件化率は3件に1件くらいだから、だいたい3割くらいかな」といった肌感覚でも良いのです。

 まずはアポ率、案件化率、受注率、それぞれの数字について仮でも良いから置いてみることで、何をすべきかが仮説ベースで一旦立てられます。

 そのうえで、「仮説 → 行動 → 検証 → 改善」というサイクルを素早く回していけば、それだけでも十分に意味のある営業活動になります。

仮説思考のサイクル

 正確な答えを見つけることよりも、仮説を持って動き始めることのほうが大切なのです。

営業会議では「行動量」ではなく「KPI」を語りましょう

 逆算型KPIが営業組織に根づいてくると、営業会議の風景も変わっていきます。

 たとえば、これまで「今週は10件訪問します」のような、架電数や訪問数の報告ばかりだった会議が、

「今月あと5件の受注が必要です。私の受注率は約20%なので、25件の商談が必要になります。ですが、今月はまだ10件のアポしか入っていません。そのため、今週中に新たなアポを15件獲得する必要があります。私のアポ獲得率は約15%なので、過去の弊社セミナー参加者リスト100件に架電して、15件のアポがとれるように進めていきます」

 このような発言が出てくるようになるでしょう。

 大まかな仮説を立てて行動し、その結果を見ながら調整していく。この“試して、見直す”という仮説思考のサイクルこそが、成果を上げる営業組織の土台になります。

 次回は、仮説思考を活用した営業提案の準備について解説します。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
「仮説思考」を営業組織にインストールせよ!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社JOENパートナーズ代表取締役/営業コンサルタント 城野えん(ジョウノエン)

慶應義塾大学商学部卒業後、グローバルIT企業に営業職として入社。新卒2年目に新製品受件数1位を達成。社内最年少でシンガポール駐在員となり、東南アジア地域でのパートナー企業開拓や新規顧客開拓を担当。国内外で、ニーズが顕在化していない顧客からの大型受注を次々と獲得した自身の提案営業のノウハウを、誰でも再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/7498 2025/08/25 07:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

年間スポンサー

AD