職場の人間関係を劇的に改善する7つのポイント
1.会話力より“距離を縮める”ことを心がける
人間関係というとどうしても「会話力を身につけないと」と考える。そうではなく重要なのは“相手との距離を縮める“ことだ。
まずは5秒の声がけから始めてほしい。感じ良く挨拶していれば、だんだんと距離は縮まってくる。それができるようになったらランチに行ったり、飲みに行ったりするのもいいだろう。苦手なタイプにもとにかく声をかけてみる。こうした行為の積み重ねで人脈は広がっていくものだ。
2.万人から好感を持たれる見た目を心がける
第一印象で信頼を得られるかが決まる。服装、髪型、表情、持ち物──すべてが信頼の材料になる。個性的になりすぎると「この新人はちょっとなぁ……」と距離を置かれてしまう。
これでチャンスを逃している人が少なくない。自分の好みはプライベートだけにして、会社では万人に好かれる見た目を心がけてみよう。
3.感謝を形にする
上司や先輩から何かしてもらった際「助かったな」と思っているだけでは伝わらない。「ありがとうございます」と言葉にして伝えよう。
できるかぎりメールより直接伝えたほうが良い。さらにできるならちょっとしたプチギフト(その人が飲んでいる飲み物、コンビニスイーツなど)をあげるのも良い。とにかく感謝を形にする人が良好な人間関係を築く。
4.雑談で関係を深める
雑談はただの暇つぶしと考えるべきではない。相手の関心を探り、距離を縮めるための“コミュニケーションツール”である。ポイントは「相手が何に興味を持っているか?」に重点を置くこと。相手の関心ごとがわかればコミュニケーションは取りやすくなる。
たとえば上司が巨人ファンとわかれば、巨人が勝ったときに「昨日の試合、良かったですね」と声をかければ良い。これだけで関係は何倍も深まっていく。
5.最強の武器“裏褒め”を活用する
会社の人にイラっとすることもある。人間だから当然だ。そのままにしておくとそれが雰囲気で伝わり、どんどん関係は悪化していく。
そこで人間関係構築の最強の武器である“裏褒め”を活用する。相手の良いところを見つけ、本人がいないところで「あの人すごいよね」と誰かに言ってみる。これからいい形で本人に伝わり、気づけばいい関係になる。
6.ザイアンスの法則を活用する
ザイアンスの法則とは人に何度も接することで、その人への好意や親近感が増す心理現象のことをいう。
上司や先輩に対して“報告、連絡、相談”など、積極的に接触していく。直接声をかけてもいいし、テキストでやりとりするのでも良い。接触頻度が多くなるにつれ、上司や先輩と良好な関係が築けるものだ。
7.コンディションを整える
人間関係に悩むとき、実は自分のコンディションが悪いことが原因なことも少なくない。
体が疲れている、睡眠が足りない、良いものを食べていない……こんなときは誰でもイライラするものだ。体調が良くない状態では良い人間関係は築けない。
良いコミュニケーションは良いコンディションから。まずは体に良いことをひとつ始めてみる。コンディションが整えば、人間関係も整っていく。
人間関係に悩んだら一歩踏み出してみよう

人間関係は小さなことの積み重ねだ。今日やって明日構築できる、というものではない。だからこそ、小さな行動、小さな気遣いが、大きな差になる。
孤独やストレスを感じたら、まず自分から一歩踏み出してみること。やれば必ず人間関係は改善される。20代のうちに“人間関係のコツ”をつかめれば、これからの人生は明るいものとなる。