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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

SalesZine ニュース

クレイ、「AIに読ませるデータ」と「人間だけが扱うデータ」を区分するAIガバナンス機能を提供開始

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 クレイは、情報共有ツール「DocBase」において、AIへのデータ送信をグループ単位で制御できる新機能の提供を開始した。

背景

 AIツールの業務活用が進む一方で、企業では「どの情報をAIに送信して良いか」という判断が課題となっている。とくに機密情報や個人情報を扱う部門では、活用を見送るケースも見られる。

 DocBaseでは、2025年11月のAI機能提供開始時より、データの非学習設定やメモ単位の制御(no-aiタグ)など、セキュリティを重視した仕様を構築してきた。一方で、「部門やプロジェクト単位で一括制御したい」という要望も寄せられていた。

 今回提供するグループ単位の利用制限機能により、組織のセキュリティポリシーに応じた柔軟な運用が可能となる。

 生成AIの業務活用は、チャットでの質問応答から、社内データを横断的に参照して業務を遂行するAIエージェントのフェーズへと移行しつつある。

 ClaudeやChatGPT、Copilot StudioなどがMCP(Model Context Protocol)を通じて社内システムと連携し、人に代わって情報を検索・要約・更新する時代が始まっている。この流れの中で、DocBaseのようなナレッジ共有ツールは、AIが業務を行うための「記憶(外部メモリ)」としての役割を担うようになる。

 しかし、ナレッジベースには人事評価や経営戦略など、制限すべき情報も含まれる。これらをAIが意図せず参照するリスクは、活用の阻害要因となっていた。

 今回の機能は、単なる制限ではなく、「AIに提供するデータ」と「人間のみが扱うデータ」を区分するAIガバナンスの基盤である。これにより、参照範囲を制御しながら、DocBaseを信頼性のあるデータソースとして活用できる。

サービス概要

  • グループ単位でAIへのデータ送信を制御可能にする機能
  • DocBase AIだけでなく、ClaudeやChatGPTなどの外部AIアプリとの連携にも制御可能
  • セキュリティパックを契約しているチームで利用が可能

主な特徴

1.グループ単位での柔軟な制御

AI機能管理の画面

 チーム管理者は、管理画面からAI機能を利用可能にするグループを選択できる。機密プロジェクト用のグループや、個人情報を扱うグループなど、特定のグループをAI利用対象外に設定することでAI機能を活用できる。

 管理画面では、グループ名での検索、一括選択・解除、選択中・未選択のフィルタ表示など、さまざまなグループを持つチームでも効率的に設定できる機能を備えている。

【主な設定オプション】

  • すべてのグループで有効にする(既存チーム向けの互換設定)
  • 指定したグループのみ許可する(新規推奨設定)

2.安全性を優先した判定ロジック

 メモが複数のグループに所属している場合、ひとつでもAI利用が許可されていないグループに含まれていれば、そのメモ全体でAI機能が無効化される。この「安全側倒し」のロジックにより、意図しない情報漏洩を防ぐ。

【判定例】

  • グループA(許可)のみに所属 → AI利用可能
  • グループA(許可)とグループB(不可)の両方に所属 → AI利用不可

3.わかりやすいユーザー体験

メモにAI機能が利用できない理由がツールチップで表示されている画面

 AI機能が制限されているメモでは、AI機能が利用できない理由がツールチップで表示される。また、メモ編集時にAI不許可のグループを追加しようとすると、警告が表示され、AI機能が使えなくなることを事前に知ることができる。

 運用途中でグループ設定を変更する際、ダイアログで影響範囲を確認できるため、設定ミスを回避できる。

4.外部AI連携にも適用

 グループ単位の利用制限は、DocBase AI機能だけでなく、Slack連携やMCPで連携するClaudeやCopilot Studioなど外部AIアプリにも同様に適用される。設定箇所がひとつに集中しているため、セキュリティポリシーを一貫して管理できる。

活用シーン

開発部門での活用

「技術メモや設計資料はAIで要約してほしいが、機密性の高い新規プロジェクトの情報はAIに送信したくない」という場合、新規プロジェクト専用のグループをAI利用対象外に設定することで、セキュリティを保ちながらAI機能を活用できる。

人事・総務部門での活用

「一般的な社内手続きのドキュメントはAI要約を活用したいが、人事評価や給与情報などの個人情報を扱うグループはAI対象外にしたい」といったニーズに対応できる。

営業・カスタマーサポート部門での活用

「社内向けのナレッジベースはAI機能で整理したいが、特定の大口顧客情報を扱うグループは慎重に管理したい」という場合に、顧客ごとのグループ設定で対応できる。

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