Sansanは、同社が提供する名刺アプリ「Eight」から、ビジネスイベント「Meets(ミーツ)」が提供されたことを発表。
同社が行った調査によると、営業を受ける側の78.8%が商談に無駄を感じ、営業をする側の74.4%が営業活動に非効率を感じているという。営業を受ける立場にあるビジネスパーソンの4人にひとりが、月に6件以上の営業を受けているが、65.3%は「最初から導入を見送る予定で商談の場をセットすることがある」と回答した。
Sansanは、サービスを導入する「買い手」とサービスを提供する「売り手」のすれ違いの原因は、そもそもの「出会い方」にあると考え、Eightのテクノロジーを活用した、買い手と売り手のマッチングの提供を開始。
Meetsは、注目度の高いビジネステーマを選定し、同社が厳選した登壇社を揃え、同時にEight上などで、そのテーマに最適な来場者を集客する。ひとつのテーマについて、午前・午後の2回開催。定員は1回につき130名で会場は表参道近くのストリングスホテル。
Meetsでは来場者に対して、次の3つのコンテンツを提供。
セールスピッチ
登壇企業1社あたり6分、計6~9社のセールス・プレゼンテーションが行われる。サポートとして登壇者は、伝える能力を最大限に引き出す元NHKの音声表現コンサルタント松本和也氏のコミュニケーショントレーニングを受講する。これにより登壇者は質の高いプレゼンを実施することができ、購買側も興味ある情報を効率的に聞くことが可能に。
商談会
セールスピッチを通して、気になったサービスがあれば、すぐに商談を行える。 その日のうちに、複数のサービスと商談を行うこともできるので、比較検討しやすいのが特徴。
フォローアップタイム
会場では、カジュアルに来場者同士やプレゼンター同士が交流を行うことができる。来場者及びEightユーザーへ事前アンケートでヒアリングした日頃の業務でのリアルな課題に対して、プレゼンターから直接解決策を提案してもらうことも可能。
Meetsは複数回のトライアルを実施し、登壇企業及び来場者からの声を元にサービス開発を行った。トライアルの段階では、Meetsへの参加を通し、「特定サービスの導入検討を進めたい」と答えた人が3.2倍になるなど、来場者にとって製品選定において有益な情報を獲得できていることがわかった。登壇企業においても、通常の1/2のリードタイムで受注につながるなど最適なビジネスマッチングが行われている。
今後は月に2回の開催が予定されており、5月28日には「Meets Sales Tech」が開催される。