エンが運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」は、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「転職の軸」についてアンケートを行い、2,126名から回答を得た。

ミドル世代の転職軸、1位は「仕事内容」。2位「年収アップ」とは23ポイントの開き。年代が上がるほど、年収よりも仕事内容を重視する傾向に(図1)
(図1)仕事選びで最も重視する軸はなんですか?(年代別)
仕事選びで最も重視する軸を質問したところ、最多は「希望の仕事内容に従事できるか」(40%)だった。次点の「年収アップできるか」(17%)とは23ポイントの開きがあり、多くの人が重視していることがわかった。
年代別で見ると、「希望の仕事内容に従事できるか」は30代:27%、40代:31%、50代:42%、60代:52%と年代が上がるほど回答者が増える結果に。次点の「年収アップできるか」は、30代:27%、40代:23%、50代:18%、60代:6%と、年代が上がるほど回答者が減少する結果になった。
転職のきっかけ、最多は「仕事内容」。待遇など条件面がきっかけになるケースも多い一方、30代~50代の約3割が「人間関係」がきっかけと回答(図2)
(図2)転職を考えたきっかけを教えてください。(複数回答可/年代別)
転職を考えたきっかけを質問したところ、上位は「仕事内容」(44%)、「給与・待遇」(42%)、「労働環境・働き方」(32%)だった。
給与や待遇などの条件面がきっかけになるケースも多い一方で、年代別で見ると、30代・40代・50代のおよそ3割が「職場の人間関係」(30代:29%、40代:27%、50代:25%)と回答しました。管理職などのマネジメントポジションにある人も多い30代~50代では、周囲との関わりや組織風土といった「人間関係」が、無視できない転機となっていることがうかがえる。
転職のきっかけについて、具体的な意見は次のとおり。
Q.転職を考えたきっかけについて、具体的に教えてください。
▼「仕事内容」と回答した人
- 現在の業務で習得できるスキルは全てなくなってしまったから(40代男性)
- 専門外の仕事内容に変わったため(40代男性)
▼「給与・待遇」と回答した人
- 疲労ばかりで見合った対価を貰えていないと気付いてからは早く、すぐ辞めて転職活動に入った(40代女性)
- 周囲の友人との年収の開きが大きくなっていったので(40代男性)
▼「労働環境・働き方」と回答した人
- 社内が忖度文化で、非管理職も残業を申請できない組織風土だった。罵倒や個人攻撃もあったので、さすがに無理だと思った(40代男性)
▼「会社・事業方針」と回答した人
- 新しい運営会社の傘下になったが、社風や方針が自分の考えに合わない(50代女性)
▼「職場の人間関係」と回答した人
- 異動後の上司の感情の波が激しく、理不尽なことが増え、転職を考えるようになった(40代男性)
「この会社で働きたい」と思う理由、トップは「キャリアアップに繋がりそう」。働きたくないと思う理由は「採用担当・面接官の印象が悪い」「社風が合わなさそう」(図3~6)
(図3)転職活動を進める中で「この会社で働きたい」と思ったことはありますか?(年代別)
(図4)転職活動を進める中で「この会社で働きたい」と思ったことが「ある」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可/年代別)
(図5)転職活動を進める中で「この会社で働きたくない」と思ったことはありますか?(年代別)
(図6)転職活動を進める中で「この会社で働きたたくない」と思ったことが「ある」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可/年代別)
転職活動を進める中で「この会社で働きたい」と思ったことがあるかと質問したところ、65%が「ある」と回答。「ある」と回答した人に理由を質問したところ、最多は「キャリアアップに繋がると感じた」(26%)だった。
反対に「この会社で働きたくない」と思ったことがあるかを質問したところ、68%が「ある」と回答。「ある」と回答した方に理由を質問したところ、上位は「採用担当・面接官の印象が良くなかった」(41%)、「社風・風土が合わなさそうだった」(36%)だった。
それぞれ、具体的なエピソードは次のとおり。
Q.働きたいと思った具体的な理由を教えてください。
▼「キャリアアップに繋がると感じた」と回答した人
- 経験を積んだり、働きながら資格を取れる点が魅力的だと思ったから(40代女性)
- 今までの仕事を活かして、さらに違ったジャンルの仕事ができそうだと感じた(50代男性)
▼「給与・待遇がよかった」と回答した人
- やはり給料と福利厚生と退職金が大事なポイントだと思う(40代男性)
- 年収。高ければ高いほど良い。次に転職するときも、前職の年収がベースになる(50代男性)
▼「期待されている役割・ポストが明確だった」と回答した人
- 仕事内容がイメージでき、結果も出す自信があったため(50代女性)
- 選考が進んでいる中で面談の機会をもらい、部門責任者から私に期待している役割を具体的に示していただき、その内容に納得したため(50代男性)
▼「社風・風土が合いそうだった」と回答した人
- 採用担当者の方の熱意と社風が合っていると感じた(40代男性)
- 会社の文化、社員の雰囲気がマッチしていると感じたから(50代男性)
Q.働きたくないと思った具体的な理由を教えてください。
▼「採用担当・面接官の印象が良くなかった」と回答した人
- 対応があまり良くなかったため、その会社に入社した際にも人間関係があまり良くないのではないかと思ってしまった(40代女性)
- 面接を担当した支社長という方の対応が大変横柄に感じられた。服装、言葉遣い、座り方など(40代男性)
▼「社風・風土が合わなさそうだった」と回答した人
- 実際に数日職場体験をして、部下の手柄を上司が横取りしているのを見たため(40代男性)
- 会社の文化、社員の雰囲気が自身の価値観と反するものであったと感じたから(50代男性)
▼「給与・待遇に納得がいかなかった」と回答した人
- 募集時の待遇条件と面接の際に伝えられた待遇の内容が異なっていた(30代男性)
- 勤務地や休日が希望と異なっていたため(40代男性)
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー
調査期間:2025年11月10日~2026年1月8日
有効回答数:2,126名
