SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

“0→1”フェーズを成功に導く「新規事業」の営業戦略

テストセールスの前に検討すべき「3つの設計」──事業成立要件・検証フェーズ・商談設計

最初の顧客をどう見つけ、どう売るか? 市場と対話する「仮説検証セールス」の実践【前編】

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

 第1回では、新規事業における営業の本質は単に商品を売ることではなく、市場との対話を通じて事業を創り上げる「探索」にあると解説しました。しかし、いざ「探索」を実践しようとすると、多くのチームがある壁に直面します。 それが、「検証のためにテストセールスを繰り返しているはずなのに、事業が前に進んでいる実感が持てない」という停滞感です。第2回では、テストセールスに臨む前に不可欠な「3つの設計」について解説します。 前編となる今回は、その中でも多くの担当者が見落としがちな「事業成立要件」の定義に焦点を当てます。さらに、そこから導き出される「検証フェーズ」と「商談設計」の考え方について、具体的に掘り下げていきます。

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

商談数は増えているのに、なぜ「何もわからない」のか

 新規事業の仮説検証において、もっとも精神力を消耗するのはどの瞬間でしょうか。

 それは、アポイントが取れない時ではありません。むしろ、テストセールスの商談数は一定数積み上がっているにもかかわらず、事業として「進むべきか、撤退すべきか」という判断を、いつまで経っても下せない状態が続く時です。

 アポイントは取れている。顧客とも話せている。議事録には「おもしろそうですね」「検討します」という前向きな言葉が並ぶ。それでも受注には至らず、得られるフィードバックは断片的で、次に何をどう改善すべきかが見えてこない。

 多くのチームがこのような「停滞」に陥る原因は、営業力や行動量の不足ではありません。問題は、事業を前に進めるための「準備(設計)」が足りていないことにあります。

 第1回でも触れたとおり、新規事業における営業は、場当たり的なヒアリングや売り込みではなく、事業の成立可否を確かめるための「仮説検証」であるべきです。重要なのは、事前に「Aという条件であれば、Bという反応が返ってくるはずだ」という仮説を置き、意図的に顧客へ問いかけを行うことです。

 事業成立要件の仮説も検証項目も持たずに商談に臨むのは、ただの雑談に過ぎません。そこから得られるのは、判断を曇らせるノイズだけです。本稿では、商談を意味のある検証活動にするために不可欠な「3つの設計」について解説します。

1.事業成立要件:そもそも「何がYesであれば、この事業は成立するのか」という条件を定義する

2.検証フェーズ:事業成立要件に対し、「どの順番で白黒をつけていくべきか」という優先順位を決める

3.商談設計:検証項目を、商談現場での具体的な「質問」とアクションに落とし込む

 3つの設計は独立したものではなく、必ず1から順に一本の線でつながっている必要があります。抽象的な要件定義から、具体的な商談の問いまで、順を追って見ていきましょう。

次のページ
ビジネスとして成立するか? 「事業成立要件」を見定める設計

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
“0→1”フェーズを成功に導く「新規事業」の営業戦略連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

Relicホールディングス取締役CMO/Scalehack代表取締役CEO|Founder 倉田丈寛(クラタ タケヒロ)

リクルートにて法人営業を担当後、独立して複数のマーケティング支援・メディア事業を立ち上げ、成長させて事業売却を経験。その後、経営コンサルティングファームで売上1,000億円超の大手企業を中心にマーケティング/営業戦略の策定〜実行を支援し、専門コンサルティングファームではEC・BtoB領域やMA/SF...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/8053 2026/02/24 07:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

年間スポンサー

AD