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SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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営業&顧客の計1万人を調査! 事業成長のために重視すべき営業プロセスと、営業の働く幸せを生み出す要素

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営業の「幸せ」は、どうすれば実現できるのか

 続いて登壇した加部氏のテーマは「営業担当者が幸せに働くには」。これまでパーソル総研が実施してきた調査から、働く幸せを高めることは個人や組織のパフォーマンスを高めることが明らかになっているとし「営業組織を支援する中でも、チームの雰囲気や営業担当のモチベーションが組織のパフォーマンスに大きな影響を与えることがわかってきました」と話す。

株式会社パーソル総合研究所 営業力強化事業本部 コンサルティング部 エグゼクティブコンサルタント 加部 雅之氏
ITベンダーの人事としてキャリアをスタートし、2003年より富士ゼロックス総合教育研究所 (現パーソル総合研究所)にて人事コンサルディングに従事。 2018年より営業/プロジェクトマネジメント分野のコンサルティング部門長、営業部門長を経て現在に至る。PMP、ITコーディネータ

 では、実際に営業担当者は働く幸せを感じているのか。調査では約45%が幸せに感じているという結果に。2020年に全業種・職種を対象として実施した調査では44%ほどだったため、営業は比較的働く幸せを感じている人が多いことがわかる。

 具体的に、営業が幸せを感じるうえで重要な職場要因は何か。加部氏は今回の調査結果から「仕事とプライベートのバランスが取れていること」「優れたリーダーシップの下で働けていること」「成果を上げたときに、周囲から称賛を受けていること」の3つを挙げる。

 中でも重要なのが「優れたリーダーシップ」だ。加部氏は過去の調査を参考に「組織目標の落とし込み」とかみ砕いて表現し、構成要素として個人と組織の目標が結び付いていること、ビジョンや理念がメンバーに明示されていること、個人目標の設定時にメンバーとマネージャーが十分に話し合えていることの3つを挙げた。

 重要性が高い一方で、幸せへの影響度と職場での充足度をマッピングしたところ、優れたリーダーシップを実践できている企業は「あまり多くない」と加部氏。成果に対する称賛は、幸せへの影響度が高く、さらに充足度を上げる余地があると言い、今後の課題だと指摘した。

 なお「働く幸せ」以外に、個人のパフォーマンスを高める職場要因も調査したところ「成長機会」や「自己裁量」「メンバー同士の協力」がトップ3にランクインした。これらは幸せを高める要因と反対に、充足できている職場が多い結果となった。

 多くの企業に営業実態調査の結果を説明して回る中で、「経営層や営業組織の責任者の皆さんがいちばん関心を示すのは、働く幸せに関する項目」だと加部氏。労働力不足や営業担当の業務負担の増加、AIをはじめとする新たなテクノロジー活用など、現代の営業組織が抱える課題の解決を根底から支えるのが営業のモチベーションだと実感しているからではないかと考えを述べた。

「本日お伝えした内容の詳細は、ウェブで『1万人の営業実態調査』と検索していただきますと、どなたでも資料をダウンロードできます。お客様の期待に応えて業績を高めるには、そして営業のパフォーマンスを高めて働く幸せを実感してもらうにはどうすれば良いか、ご興味がある方はぜひ気軽にお声がけください」として、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

鬼頭勇大(キトウ ユウダイ)

 フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社パーソル総合研究所

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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