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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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“組織の成長速度を最大化する会議”とは? SmartHRの執行役員が目指す会議のニュースタンダード

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「会議のスタンダードをつくる」をミッションに掲げ、ミーティングの効率性、生産性を高める「SmartMeeting」を提供するSmartMeeting。2022年1月には、岡本剛典さんが代表取締役に就任した。岡本さんはこれまでSmartHRで執行役員としてマーケティング、広報・PR、コミュニケーションデザインなどを統括しながら、SmartMeetingの事業責任者も兼務してきた。兼務でも重責を果たしてきた岡本さんのキャリア論をうかがうと同時に、ビジネスパーソンが「ミーティングテック」に取り組む意義とその可能性を解説いただいた。

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無駄の少ない、質の良い会議とは

━━このたびはSmartMeeting代表への就任おめでとうございます。

ありがとうございます。2021年の夏頃にSmartHRの創業者である宮田が「SmartMeeting」のプロダクトのリニューアルに取り組んでおり、それらがひと段落しつつあった同年12月、私にバトンが渡りました。

日本では「ミーティングテック」や「ミーティングマネジメント」という言葉が十分に浸透していません。どんなに良いプロダクトでも、まずはその価値が周知され、理解してもらえなければ世に貢献することは難しいため、市場を開拓・開発しながら、プロダクトを開発する必要があります。そうした背景の中で、「ミーティングテック」市場の形成や、自社サービスの導入検討に私のマーケティング・コミュニケーションデザイン分野における経験が活きると考えています。

株式会社SmartHR執行役員 兼SmartMeeting代表取締役 岡本剛典さん
株式会社SmartMeeting代表取締役 兼 SmartHR執行役員 岡本剛典さん

━━御社のミッションである「会議のスタンダードをつくる」を実現するうえで、どのようなアプローチを実践されていくのでしょうか。

ひとつめは、誰しもが効率よく生産性の高い会議ができるような業務プロセスを提供することです。私を含む多くのビジネスパーソンが「会議には無駄が多い」と大なり小なり感じているように思います。それにも関わらず、ほかの業務改善と比較すると会議の効率化の優先順位はそう高くない。また、それゆえにソリューションも少なく、「改善の余地はあるが、本腰を入れて取り組まれていない」状況です。おそらく、効率化に取り組むにあたり人が努力するべき部分とそれ以外の部分が十分に整理されていないのだと思います。

我々はコミュニケーションや雰囲気づくりなど、人が努力するべき部分に注力できる環境づくりへの貢献を目指します。つまり議事の準備やタイムキーパー、議事録の共有など、人が頑張らなくて良いプロセスをシステムで代替し、業務プロセスの最適化へアプローチしていくのです。

たとえば、質の良い会議では、会議の目的やゴールがスタート段階で共有され、その後の決定事項も明確かつ迅速に周知されるため生産性が高い状態を実現できると言われています。テクノロジーを活用することで、「会議の目的やゴールを明確にして共有する仕組み」「決定事項を周知するまでの一連のフロー」を自動化したプロセスとして組み込んでしまおう、というわけです。

 

そして、もうひとつのチャレンジは会議の持つ本来の価値を最大化することです。どのような会議であっても、さまざまな立場の人が集まって、各自が有する専門性や経験、知見を持ってコミュニケーションを重ねたうえで意思決定が下されてます。つまり、会議の結論に至るまでの過程を記した議事録は、企業にとってあらゆる面での「重要な情報コンテンツ」となり得るのです。

たとえば、議事録の内容がスムーズに共有・検索できる環境があれば、営業部門とプロダクト部門でユーザー情報などをリアルタイムで共有できるため、情報の齟齬なく協働し、また、各自の業務に役立てることもできるのでしょう。

しかし、多くの議事録は見返されず、その場限りのコンテンツとして位置づけられてしまっていることに問題意識を感じていました。いつ・どこで・誰もが閲覧できる状態にしておくことで、自身のナレッジとして活用される場面も大いにあるでしょうし、何よりも組織の未来を築く有効な財産となり得ることは間違いありません。部門間での情報交換も自然と活性化されますし、新たなコラボレーションの種となり、真の意味での「生産性向上」の糸口になるのではないかと考えています。

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この記事の著者

伊藤真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ビジネスやIT系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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