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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

あたらしい営業のキャリア

どこまでやれば「やり切った」と言えるのか? 答えなきキャリアの悩みを『営業の転職』梅田翔五さんに聞く

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 営業職は「つぶしがきく」と言われる一方で、そのキャリアパスは驚くほど不透明だ。専門スキルも定義されにくく、将来に漠然とした不安を抱える人も多い。そんななか、話題書『営業の転職』が、多くの営業パーソンの指針となっている。著者は、2,000人超の営業パーソンの転職相談や採用面接を手がけてきた梅田翔五さん。なぜ梅田さんはいま、「営業の転職」について語るのか。キャリア形成に不安を抱えるすべての営業パーソン必読のインタビュー。

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「営業の転職」に関する情報は、あるようでなかった

──『営業の転職 成果と納得を手にするキャリア戦略』(日本実業出版社)の上梓、あらためておめでとうございます。拝読しましたが、転職を検討している方だけでなく、すべての営業パーソンが自分の現在地を知るための「手引き」になると感じました。そもそも、執筆のきっかけは何だったのでしょうか。

ありがとうございます。執筆のいちばんのきっかけは、営業の転職に関する情報が「出回っているようで、実は出回っていない」という課題感でした。

世の中に転職情報は溢れていますが、その多くは抽象度が高すぎるんです。「SaaS業界が今盛り上がっている」「○○の求人が増えている」といった、業界全体のトレンドやマクロな情報はつかみやすい。

しかし、いざ「自分に合う企業をどう見つけるか」「自分のキャリアをどう設計するか」という個人の行動レベルに落とし込もうとすると、とたんに難易度が上がります。

梅田翔五さん
1987年1月生まれ。上智大学経済学部経営学科卒業。医薬品営業、スポンサー獲得営業、人材紹介営業マネージャー、SaaS営業マネージャーと、営業一筋で10年以上キャリアを積み、2022年2月 セレブリックスに入社。営業職に特化した人材紹介事業(SQiL Career Agent)を立ち上げ、事業責任者を務めた後、現在は複数の人材サービスを取り扱うキャリア&リクルーティング事業本部の部長代理を務めている。これまでに2,000人超の営業パーソンの転職相談や採用面接を手がけた実績を持つ。日本最大級の営業の大会「S1グランプリ2023」準優勝。

──たしかに、トレンドはわかっても「で、自分はどうすれば?」となりがちです。

たとえば、2018年にインサイトフォースの山口さんが出された『マーケティングの仕事と年収のリアル』(ダイヤモンド社)という書籍があります。私は当時転職エージェントをしていましたが、非常に参考になりました。「マーケターには専門のキャリア書があるのに、なぜ営業版はないのだろう」とずっと考えていたんです。

もっと職種ごとに突き詰めた情報、つまり「営業のキャリア戦略」をまとめた書籍があれば、読んだ人が具体的な行動に移りやすくなるはずだ。そう考え、本書を執筆しました。

「文系の登竜門」だからこそ、スキルが曖昧になる

──営業職はビジネス人口も多いですし、情報の流通量は多そうに見えます。なぜこれまで、誰も体系立ててまとめようとしなかったのでしょうか。

背景には、日本において営業が「文系の登竜門」になりがちだという事情があると思います。

良くも悪くも、営業は「誰にでもできる仕事」という印象を持たれやすい。エンジニアやコンサルタントの転職支援には専門知識が必要だと言われますが、営業の転職支援は「どこのエージェントでもできてしまう」と思われている節があります。

専門的に語る必要性を問われてこなかったし、みんななんとなく「わかっているふう」で語れてしまう領域だったんですよね。

──いわゆる専門職に比べて、スキルの定義も難しいですよね。

おっしゃるとおりです。求職者自身も自分のスキルを言語化できていませんし、採用する企業も要件定義が曖昧なんです。結果として、曖昧なままの求職者と、曖昧なままの企業がぶつかり合う。ミスマッチを生む非常に不健全な状態だと思います。

──その観点で、今回の書籍をとくに届けたい相手はいますか。

いちばん読んでほしいのは、もちろん転職を考えている営業パーソンです。

それ以外で言うと、まずは「企業の採用担当者」の方々。ぜひ第2章の「営業経験を“5つの要素”で分解せよ」というパートを読んでいただきたいですね。ここを理解していただくと、面接で候補者の何を見るべきか、ポイントが明確になるはずです。

あとは、「転職エージェント」の方々です。転職は人の人生に大きく関わる領域ですが、残念ながらあまり良いイメージを持たれていない業界でもあります。本書が、少しでも支援の質の底上げ、業界全体のレベルアップに寄与できればという思いは強いですね。

次のページ
「条件」で選んだ1社め、「やりがい」で貧乏になった2社め

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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https://saleszine.jp/article/detail/7859 2026/01/07 07:00

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