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SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス

トップ営業の時間配分とは? 4象限マトリクスで結果を出す

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結果を出す最大のポイントとは 4象限マトリクスの使い方

 文字として書きたい人はB5サイズの大学ノートを使い、縦軸を「重要度」、横軸を「緊急度」の高低で分け4分割する。もちろんPCやタブレットなどを利用してもいい。

  • 第1領域(ノートの右上):緊急かつ重要
  • 第2領域(ノートの右下):緊急ではないが重要
  • 第3領域(ノートの左上):緊急だが重要ではない
  • 第4領域(ノートの左下):緊急でも重要でもない
画像を説明するテキストなくても可
  • 第1領域は、緊急かつ重要なので、絶対にやらなくてはならないマストの仕事を書く。お客様とのアポイント、クレーム処理、締め切りが迫っていることなど
  • 第2領域は、緊急ではないが重要な仕事で、やらなくてはと思いつつなかなかできていない行為を書く。将来のための勉強、お客様に手紙を書く、職場の人間関係づくりなど
  • 第3領域は、緊急だが重要ではないことで、折り返しの電話、メールの返信、SNSのやりとりなどの相手の都合で発生すること
  • 第4領域とは、1~3の領域外の緊急でも重要でもないこと。この領域についてはこのあと説明する

 この4つマトリクスについては知っている人も少なくないだろう。しかし、配分の仕方についてはあまり知られていない。実を言うと、結果を出している人たちは第2領域の時間は韻文が多い

 普通の人が10~15%のところ60%以上配分していることが多い。中には第2領域の割合が80%を超える人も。この第2領域の割合と結果が比例している。これが結果を出す最大のポイントとなる。結果を出すために今日から第2領域の行為を少しずつ増やしていってほしい。

モチベーションを高める第4領域の使い方

 この4つのマトリクスだが、私は“第4の領域”について独自の方法で活用している。これがとても良い。

 第4の領域は緊急でも重要でもないことを書くスペースだ。そもそもそんなことを書き留める必要はない。そこで私は“良かった出来事”を書くことにしている。

 たとえば「契約がとれた」「推しのチームが勝った」「人間関係がうまくいっている」「今晩は飲み会がある」などなど。どんなことでも良い。これを書くことでモチベーションが確実に上がる。

 人は本来ネガティブ志向。脳を野放しにしていたのでは、ネガティブなことを考えてしまうもの。これではモチベーションは上がらない。良い出来事はしっかりと記憶にとどめ、何度も味わったほうが良い。そのために「第4領域」に書き込んでいく。

 私は毎日、4つのマトリクスを利用しているが、良いことが起こったら、飽きるまで5回も10回もこのスペースに書き続ける。それを見るたびにモチベーションが上がる。

 これが仕事をするうえで非常にいい効果をもたらしてくれる。

 ここであなたにやっていただきたいことがある。まずは1枚の紙を用意し1日の行動を書き出してみる。そして「今現在、自分はどの領域の配分が多いだろうか?」とチェックしてみてほしい。

 現時点の配分が適正でなくても構わない。徐々に変えていけばいいのだから。第2領域の割合が増えていけば、必ず結果が出るようになる。4つの時間マトリクスを活用し、ダントツの結果を出していただきたい。

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この記事の著者

営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)

群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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