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SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス

なぜ営業において“即レス”が重要なのか

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 気づけば、私たちの生活のスピードは急速に上がった。何かが起これば瞬時にネットニュースが配信され、AIは問いかければ瞬時に答えを返してくれる。そんな時代において、営業スタッフだけが「あとで返事すればいいか」と悠長に構えていては、あっという間に淘汰されてしまう。ビジネスマナーのひとつに「レスは早いほどいい」というものがあるが、これは単なるビジネスマナーではなく、生き残りの問題なのだ。レスの遅さひとつで相手の気持ちは冷めてしまうこともあれば、“即レス”が相手の心をつかむこともある 今回は結果を出している人のレスポンスの速さについて紹介させてほしい。

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スピードの時代 情報の価値は“即時性”に

 朝起きてスマホを開けば最新のニュースが配信され、SNSでは溢れんばかりの情報が更新されている。とにかくものすごいスピードで次から次へと情報が発信されるのが当たり前になってきた。

 こうなれば、当然自分にもレスポンススピードが求められことになる。営業活動も同様だ。今や競争相手はライバルの会社だけではない。インターネットやAIなど、強力な競争相手と戦い、勝ち残っていく必要がある。レスポンスの速さこそが、売れるか売れないか、選ばれるか選ばれないかの分かれ道となる。

 本当に世の中のスピードは、速くなった。それを実感することのひとつがスポーツの結果だ。

 私はプロ野球球団のソフトバンクホークスを応援している。チームが勝って、数秒で“〇〇選手の決定打でホークス連勝!”といったニュースが流れてくる。それを見て「なんでこんなに早く発信できるのか」と驚くばかりだ。しかもその記事に対して多くのコメントが載せられている。

 情報においては、“即時性“が価値となった。“誰が早く届けるか”もしくは“誰が早く反応するか”で、そのコンテンツの価値が決まる時代になったのだ。

気持ちはスピードで示す

 それは日常の小さなやりとりでも同様かつ、営業の世界にも当てはまる。私がお付き合いしている会社は例外なくレスが早い。チャットやメッセンジャーなら数分〜30分以内に返ってくる。こちらがメッセージを送ると、すぐに「了解しました」と返信がくる。

 この「すぐに反応がある」ということ自体が、安心感と信頼を生み出す。

 逆に商品の問い合わせをしてもなかなか返信をくれない担当者もいたが、今はほとんど付き合っていない。返信が来たときはすでに別の会社から購入している、ということになる。能力が高くても“レスが遅い”というだけで売上のチャンスを逃すはめになる。

 レスの遅れは、単なる時間の問題だけではない。人間関係そのものに悪影響を与える。

 たとえばあなたが知人に「今度ご飯行きませんか?」と送ったとして、2日後の返事だったらどうだろう?「迷惑だったのかな」とか「気が進まなかったのかも」と感じるもの。

 そうではなく、1分以内に「ぜひ、行きましょう!」と返ってきたら、一気に距離は縮まる。“気持ちはスピードで示す”というのはプライベートもビジネスも共通なことなのだ。

次のページ
“スピードは誠意を表す” 即レスが重要な戦略である理由

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この記事の著者

営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)

群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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