Sansanは、ビジネスデータベース「Sansan」において、商談記録を作成できる「AI音声入力機能」を追加した。

提供の背景
商談記録は、営業活動における提案精度の向上やチーム内での情報共有などに欠かせない重要な情報である。「誰が、いつ、どのような会話をしたのか」を正確に把握することで、顧客との関係構築や社員同士の連携をよりスムーズに進めることができる。
しかし実際の営業現場では、担当者が多忙なために商談記録の作成が後回しになり、必要な情報が十分に蓄積されないケースや、記録内容の量や細かさが担当者ごとに異なり、情報共有や引き継ぎの際に支障が出るケースなども発生していた。
ビジネスデータベース「Sansan」では、名刺情報に紐づけて商談内容を記録できる「コンタクト」機能を提供してきたが、営業担当者の負担なく質の高い商談記録を蓄積できる環境を提供するため、同機能の開発に至った。
生成AIを活用して商談記録の作成をサポートすることで、営業担当者の負担を軽減するとともに、記録の抜け漏れを防ぎ、より質の高い情報を蓄積できるようになる。これにより、企業が保有するビジネスデータベースの正確性と網羅性を高め、営業活動の高度化を後押しする。
概要

同機能は、商談時にビジネスデータベース「Sansan」のスマートフォンアプリを開いて録音を開始すると、商談中の会話を自動で文字起こしし、AIが要点を整理してコンタクトに商談記録として登録する。録音した音声は端末内で処理され、文字起こしと要約が完了すると自動的に削除される。
商談終了後は、商談の形式や出席者といった基本情報を入力すると商談記録が完成するため、営業担当者の作業負担を軽減し、商談に集中しやすい環境を実現する。
また、コンタクト情報は名刺情報と紐づいて蓄積されるため、顧客との過去のやりとりを容易に振り返ることができ、引き継ぎや組織内での情報共有にも貢献する。
なお同機能は、AIを含む技術を活用した機能群「Sansan Labs」の一機能として提供する。
