スマートスライドは、提供する「SmartSlide」について、新機能「提案分析ダッシュボード」をリリースしたことを発表した。

「提案分析ダッシュボード」機能概要
「提案分析ダッシュボード」は、SmartSlide上で作成・管理される提案資料を基に提案件数・ステータス・担当者別ログを自動で集計し、グラフと一覧で可視化する機能。これにより、営業企画やマネジメント層は資料の活用状況をリアルタイムに把握し、施策立案やフォローアップをタイムリーに行うことが可能になる。
機能開発の背景
SmartSlideの導入企業の社内では、提案資料の作成が個々のPC・クラウドに散在しており、進捗や件数を可視化するには手集計やヒアリングに頼らざるを得なかった。
その結果、各セクションで次のような課題が生じていた。
- 営業マネージャー:未完了資料や停滞案件を把握できず、メンバー支援が遅延
- 営業企画・推進部門:「今月どれだけ資料ができているか」を知るだけで数日を要し、分析や改善に割ける時間が不足
- 経営層:組織全体のアウトプット量を定量的に追えず、投資判断・評価が曖昧
SmartSlide導入企業へのβ版提供において、営業チームの社内評価やモニタリング指標として活用された実績を基に、今回の「提案分析ダッシュボード」の本リリースに至った。
3つの特徴
1.組織の資料作成状況を可視化

ダッシュボードは、作成中の資料(下書き)と完成済み資料をリアルタイムでカウントし、色分け表示する。これにより、停滞している案件や完成率の推移を把握できる。
2.チーム/担当者別フィルター

一覧ビューでは、各資料のタイトルや更新日時が確認でき、ドラッグ不要で誰がどの資料を担当しているかが明確になる。フィルターを切り替えることで、部署単位・プロジェクト単位の深掘りも可能になる。
3.期間集計

カレンダーUIで四半期や任意の週を指定すると、グラフ・ログのいずれも自動で再集計する。月次レポートや定例会議資料を容易に作成できるようになる。
主な活用シーン
営業マネージャー
- 朝会や1on1前にダッシュボードを開き、未完了資料・停滞案件をチェック
- 早期フォローで案件停滞を最小化、クロージングまでのリードタイムを短縮。メンバー支援がタイムリーになりチーム全体の勝率が向上
営業企画・推進部門
- 月次レポート作成時に期間フィルターを指定し、ダッシュボードをそのまま貼り付け。SFA 連携データと照合し、施策効果を分析
- 手作業集計にかかる時間を短縮。空いた時間を施策立案に充当し、データドリブンな改善サイクルを回す
経営層
- 週次・四半期レビューで組織全体のアウトプット量を確認:投資検討時にSFA と合わせて 提案活動の実態を定量を把握
- 資料作成量・進捗を定量的に掌握:投資判断・評価が明確化し、リソース配分を最適化