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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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なぜこれからの営業に「ビジョナリーセールス」が求められるのか? 2024 S1王者・西里さんに聞く


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ビジョナリーセールスは難しい……「FIREフレームワーク」を身につけよう

──ビジョナリーセールスが本質的な営業スタイルであることは理解できても、「とはいえ、難しそう」という声もあります。どのように考えて、実践すれば良いでしょうか。

大前提として、ビジョナリーセールスは難しいです。ですから、「昨対比売上1.5倍」くらいの目標を達成するだけなら、この手法をわざわざとる必要はないと思います。ビジョナリーセールスは、4倍、5倍の成長を目指す営業のやり方。これが前提です。

そのうえで、具体的なポイントがふたつあります。S1でも提唱した「FIREフレームワーク」の「R」にあたる、リソースに関する考え方です。

FIREフレームワーク

ひとつめは、「全部自分だけでやらない」こと。私が会社員時代に上司に同行してもらいながら、上司の持つリソースを活用したように、お客様の課題や業界の知恵は社内のいろいろなところに転がっています。上司や同僚、ベンチャー企業なら社長のリソースも頼りにできるかもしれません。

ふたつめは、「自分で社内のリソースをつかみとる行動を起こすこと」。いつまでも誰かのリソースだけに頼っていては、成長できません。当社のインターン生は社内の交流会に参加したり、自分で交流会を開催したり、主体的にリソースを集積しています。

──なるほど。集めた社内のリソースを提案に活用するために、工夫していることはありますか。

当社では、社員自身が持っているリソースをマインドマップでまとめるようにしています。マインドマイスターというツールで、ひな形に沿ってリソースを整理し、週1回更新してもらっています。

普段、隣で仕事しているだけでは、その人がどんなリソースを持っているかまではわからないですよね。可視化することで、社内の共通のリソースとして使える状態になる。社内の知識をためるナレッジツールを使っている企業は多いと思いますが、そのリソースバージョンを構築しているイメージです。

そして、月に1回、各営業メンバーが提案の切り口やテーマを相談しあう、ブレスト的な会議があります。そこでリソースのマインドマップを参照することで、アイデアの幅が広がっていきます。

お客様に「仮説をつくってもらう」ワケ

──実際に顧客に提案する際には「FIREフレームワーク」の「I」、仮説も重要なポイントかと思います。どのように組み立てるのがよいでしょうか。

お客様に仮説を立ててもらうことが重要です。営業がビジョンを提案するとなると、こちらで答えを用意しなければいけないという思考に陥りますが、実際にその業界について詳しいのはお客様のほう。まずはお客様自身に、業界の実情に沿った仮説や課題を考えてもらいましょう。

さらにポイントなのが、社長や決裁者だけではく「担当者」にも仮説を考えてもらうことです。同じ業界・企業でもそれぞれのレイヤーによって見え方が異なるので、営業はそれを俯瞰するのです。その視点を統合した仮説に、こちらが持っているリソースを組み合わせることで、提案が進んでいきます。ある意味、コーチングのような役割を担っているとも言えるでしょう。

──仮説はお客様に考えてもらう。その前提で、そこに組み合わせるリソースのパターンは、営業が準備しておく必要があるわけですね。

そのとおりです。いくらお客様が仮説を話してくれても、こちらから提供できるものがなければ意味がありません。営業はヒアリングしながら、どんなリソースを当てはめられそうか検討し、用意した複数のパターンから少しずつ提案していく必要があります。

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営業は、お客様の事業をつくる「ビジネスアーティスト」

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

岡田 果子(オカダカコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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