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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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アポの件数は7倍超、着電率は15倍に──5年のキャリアブランクを経験したi-plug武部さんの軌跡


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 ダイレクト・リクルーティングサービス「OfferBox」を提供するi-plug。武部なつみさんは、同社のカスタマーサクセスセールスコネクトグループのチームリーダーを務め、営業組織におけるプロセス改善を牽引している。子育てとの両立を懸念し一度は営業職を離れるも、再度営業畑に「復帰」した経歴を持つ武部さんは、ライフイベントを経て、どのようなキャリアを歩んできたのか。また営業アシスタントとして入社したi-plugでは、どのような信念のもとで営業改革に乗り出したのか──3児の母でありながら営業組織の業務改善の指揮をとる武部さんに、同社での取り組みの軌跡や自身にとっての原動力をうかがった。

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5年のブランクを経て、専業主婦から営業の道へ

──武部さんの現職に至るまでのキャリアをお聞かせいただけますか。

新卒で人材業界の大手企業に入社し、求人広告の営業として新規開拓とお客様のフォローの両面に取り組んでいました。入社1年半で若手のチームマネジメントを、その後は中堅層のチームマネジメントに従事していたのですが、妊娠発覚のタイミングで退職し専業主婦として生活していました。5年のブランクを経て、2013年にi-plugへ入社し現在に至ります。

「営業職として第一線で働くことはできなくても、せめて営業に関わる仕事をしたい」という思いから、i-plugには営業アシスタントとして入社しました。営業アシスタントと言えど、自分自身セールスが好きだったこともあり、現在で言うところのオンラインセールスの役割もどんどん担うようになっていました。その後はインサイドセールスおよびマーケティング部門の前身部署の立ち上げや仕組みづくりへの参画を経て、現在はインサイドセールスのBDRチームでリーダーを務めています。チームリーダーとしての組織マネジメントだけでなく、部門連携の強化や効率的に売上を高めるための仕組みづくりに日々取り組んでいます。

──専業主婦を経験したのちに再就職をされたんですね。i-plug入社までの間に、どのような心境の変化があったのでしょうか。

第一子を出産したばかりのころは一切の余裕がなく、子育てに追われながらあっという間に1年が過ぎ去った感覚でした。正直なところ、当時の自分には今ほどの余裕がなく、家庭と仕事を両立する選択肢はありませんでしたね。

しかし、第二子の出産後は、子育てに対して多少の余裕が生まれてきた自分に気づきました。育児の合間を縫って食育インストラクターの資格を取得したり、仕事復帰しているママ友の話に耳を傾けたりするうちに「もちろん工夫は必要だけど、仕事も育児も諦めなくて良いのかもしれない」と、気持ちが変わっていきました。

CS1部セールスコネクトグループ インサイドセールスチーム チームリーダー 武部なつみさん
CS1部セールスコネクトグループ インサイドセールスチーム チームリーダー 武部なつみさん

再就職に向けて勤務先を探し始めたのは、うえの子が幼稚園に入園し、自分の時間に多少の余裕が生まれたタイミング。営業という仕事が好きであったと同時に、自分自身の適性も感じていたため、営業職として働きたい気持ちが大きかったです。一方で、育児においては予期せぬトラブルや呼び出しは日常茶飯事であるため、「同僚だけでなく、お客様にもご迷惑をお掛けしてしまうのではないか」という不安も同等にありました。子育てと営業を両立しているロールモデルが身近にいなかったこともあり、完全なる営業職としての就職は一度諦め、まずは「営業を身近に感じられる仕事」を軸に企業を探しました。

──営業事務としてキャリアを再スタートされてからは、徐々に裁量を広げて営業職寄りの業務にシフトしたとうかがっています。

営業事務の仕事は、お客様のフォローやサービスの使い方・導入支援など、営業が売上をあげたのちに着手するものが大半でした。しかし、当時社内の営業組織は肝心の売上獲得に非常に苦戦していたんです。 創立当初、ともに営業事務業務を担当していたメンバーが「明日の支払いができひん夢見たわ」と会社が立ち行かなくなる悪夢を見たこともあったそうです。ほかにも「明日から自転車で通うので交通費は不要です」と申し出たこともあります。微々たる経費も節約したくなるような切羽詰まった雰囲気が社内に漂っていました。

私自身も、i-plugが提供するサービスや価値観に共感し、それらを広めたいという思いが入社の決め手であったため、多くのお客様の課題を解決できるはずなのに、彼らにアプローチができていない点に対する焦りも大きかったです。

──武部さんが営業事務の枠を超えて「業務改善」の領域に着手し始めたのは、社内のスランプを打破する目的もあったのでしょうか。

そうですね。ちょうどタイミング良く後任の営業事務の方を採用できたことも手伝って、私を含む、売上創出に向けた営業改革に取り組むメンバーは、「新たな仕組みづくり」の優先順位を高め、それに注力していくことになりました。

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アポの獲得件数は7倍超、着電率は15倍に

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この記事の著者

尾高 志保(オダカ シホ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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