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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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アポの件数は7倍超、着電率は15倍に──5年のキャリアブランクを経験したi-plug武部さんの軌跡


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制度を社内に「定着」させるためには

──新たな仕組みを提案して組織に根付かせるにあたって、制度の「定着」に苦労する企業が多い印象ですが、武部さんはその点はいかがでしたか。

組織全体が共有する課題感に対するアプローチということもあり、むしろ「まずはやってみよう」と賛同してもらえることが多く、思えば、大きな反発を受けることはなかったかもしれません。その中でも、メンバーには新たな仕組みや取り組みをスタートする前に、実施の経緯と背景の説明を怠らないようにしています。メンバー全員が腹落ちしてスタートできるよう、詳細なバックグラウンドの伝え漏れがないよう徹底していますね。

──社内ではチームリーダーであり、家庭では3児の母でもある武部さんが日々意識している点を教えてください。

まず、仕事の面では、各メンバーと1対1でしっかりと向き合う1on1の時間を週に一度、1時間設けるようにしています。たとえば、言語化が苦手なメンバーにとって、自身の思考を整理し、的確に言語化できるようにサポートしていくことを念頭に置いています。

生活面で言うと、たとえどんなに短時間になっても、子どもと向き合うための時間は平日であっても必ず確保するようにしています。あとは家事のマネジメントに無理をしないことでしょうか。これだけはこだわる、という譲れないポイントを決めて、あとは家電に頼るなど、ポジティブな割り切りを大切にしています。

家族1人ひとりに「自分にとっての楽しみ」があるものですが、私にとってはこの仕事こそが自分の楽しみであり、生きがいなんです。遅くまで仕事する日があっても、「好きなことに夢中になってるんだな」と温かく見守ってくれる、そんな家族の理解には非常に助けられています。

──時間が限られている中で、何を大事にするか見極めて工夫されているんですね。日々の業務へのモチベーションはどのような点にあるのでしょうか。  

数字にこだわる性分ゆえ、目に見えて数字が改善することが何よりのモチベーションになります。もちろん、取り組みによっては半年後、長いと数年後にようやく花開く場合もありますが、開花するまでの過程にある、ちょっとした変化を少しでも感じられるとやはりうれしいです。あとは、自分が提案した仕組みが浸透し、成果につながったときでしょうか。

営業とタッグを組み、確度の高いお客様を招致するセミナーを提案したことがあったのですが、 「営業側の負担が大きい」と、あまり社内に浸透しなかったんです。それでも、一緒に取り組んでくれた営業メンバーが「あの施策にもう一度チャレンジしたい」と営業組織に起案してくれたことで、今期再スタートを切りました。ここ最近で嬉しかったです。「これをやってきて正解だった」と感じられる瞬間は、大きなモチベーションになります。

──今後、武部さんが取り組みたいこと、チャレンジされたいことを教えてください。

まだまだ改善するべきことは多いため、取り組みたいことは山積みなのですが……部門同士をより強固につなげる仕組みづくりが目下の課題です。以前よりも前進はしているものの、各部門の連携はまだまだ改善の余地を感じています。

また、ある程度地盤が整い次第、インサイドセールスを含むセールスに関わるすべての組織が成果を出し続けられる仕組みをつくることに注力したいです。

──武部さんが「営業職」にこだわる理由は、どのような点にあるのでしょうか。

「なぜ営業が好きなのか」と周りにもよく聞かれるのですが、単純に楽しいからなんですよね。売り上げを通じて会社に貢献していると実感する気持ちよさは、何事にも代えがたいと感じる日々です。ありきたりかもしれませんが、お客様の課題を解決して「ありがとう」と言っていただけるのはいつだってうれしいです。

──最後に、武部さんがセールスを漢字ひと文字で表すとしたら何でしょうか。

すごく悩んだのですが、「環」という漢字を。営業は「売って終わり」でなく、その後も「循環」を続けなければなりません。課題を解決して、さらにお客様に満足いただき、良好な関係を継続する「良い循環」を巡らせて、営業活動の質を高めていくことが永遠の課題であり、自分の使命であると思っています。

 

──ありがとうございました!

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この記事の著者

尾高 志保(オダカ シホ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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