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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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あたらしい営業のキャリア

3ヵ月1,000件成約を実現した異業界での営業改革 コドモン足立さんの「皆が活躍できる会社」への挑戦

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 20年近く身を置いた飲食関連IT業界を経て、保育業界へ飛び込んだコドモンの足立賢信さん。自身にとって3社目にあたる新天地では、長きにわたる営業のキャリアで習得したノウハウを惜しげなく還元し、入社1年足らずで会社全体の売上を倍増させた。「誰もが活躍できる社内体制を設計したい」と語り、営業マネージャーとして現在も精力的な組織づくりに取り組む足立さんに話をうかがった。

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20年近く在籍した飲食系IT業界を離れ、40代で保育業界へ

――現職に至るまでのご経歴を教えてください。

大学卒業後、グルメぴあに営業職として入社し、途中で社名が何度か変わりましたが、15年ほど在籍していました。その後、飲食店に予約サービスを提供するトレタで4年ほど営業マネジメントの業務に従事し、3年前に保育園などの「こども施設向けICTシステム」を提供するコドモンにジョインしました。

株式会社コドモン ICT推進チーム マネージャー 足立賢信さん

――営業一筋のキャリアですね。営業職に就いたきっかけは何だったのでしょうか。

元をたどれば、二十歳のときに父親が亡くなったのがきっかけです。父親が亡くなるまではアルバイトを禁じられていたので、20代なのに銀行口座も持っていない、お金の下ろし方も知らない、自分の世間知らずさに危機感を抱いたんです。それを挽回したくて、飲食店、引っ越し、工事現場、駅のキオスク……さまざまなアルバイトをしていました。そんな中でも、卒業してからは海外に行きたい思いもあったので、じゃあ会社の経験を積まなきゃいけないな、と営業職のアルバイトを始めました。

――学生時代のアルバイトが始まりだったんですね。

大学生ながら「最初から在籍している方が、より活躍ができるのかな」と感じていて、立ち上げ期の会社に入れば上に行けるかも、と思ったんです。そこで探して見つけたのが1社目の求人広告でした。十数名のメンバーのうち、学生アルバイトの営業として週4日働いて週1日学校に行く生活を続けていたら、「新卒第1号で入らないか?」と言われて入社しました。就職活動をしないまま、その会社に15年在籍したという感じですね。

――15年間在籍した会社を離れ、転職を決めたきっかけを教えてください。

退職を決めた理由はふたつあります。ひとつは、会社が上場会社に買収されて一区切りがついたこと。そして、もうひとつは子どもが生まれたことです。子どもの教育に関して考えていくうちに自分で保育園を開きたいと思い、民間の保育関係の資格を取ったり、自治体に相談したりするなど、具体的な話を進めていました。しかし、最終的にはテナント都合で頓挫してしまいました。

すでに会社には退職の旨を伝えてしまっていたため、どうしようかと思っていた矢先、トレタの社長から「立ち上げのセールスのマネージャーを探している」と声をかけていただきました。TORETAは飲食業界をより良くするサービスであるという認識があり、「業界に恩返しをしてから次に進もう」と、転職を決めました。かつて自分が経験した、立ち上げのときの「手探り感」にワクワクしましたし、何よりお客様がすごく感謝をしてくれる。とにかく楽しくて仕方なかったですね。結果、4年間突っ走っていました。

 

――そこから、保育業界に飛び込んだんですね。異業界に挑戦した経緯を教えてください。

保育所の立ち上げを試みた経緯もあり、いずれ保育業界に行きたいと思っていたんです。そんな矢先、いわゆる「保育版TORETA」の存在を知りました。トレタで得た教訓として、特にSaaSは「顧客から支持を受けているサービスは絶対に伸びる」という確信があったため、コドモンともう1社の動向を1年間ウォッチしていましたね。結果、より伸びたのがコドモンで、「ここに入りたいなあ」と思ったのが始まりです。とはいえ、ここからも紆余曲折ありまして……。

入社したいと思ったとき、僕は40歳を過ぎていたんです。一方で、コドモンは14人ぐらいの小さな会社で、条件がなかなかマッチしませんでした。「もう少し大きくなってから来ていただいた方が良いんじゃないですか」と言われましたが、ある程度会社が成長してからの入社となると、自分の活躍の場はグッと減ってしまうんじゃないか、という不安がありました。代表と何度も話し合い、できる限りすぐに入社したい旨を伝え、折り合いがつくかたちで入社に至りました。

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営業改革で売上倍増 チームで実現する「顧客目線の商談」とは

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