SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

SalesZine ニュース

Sansan、日本通運の導入事例を公開 100万件超の顧客情報を蓄積、全国1,350の営業所で共有

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 Sansanは、NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社である日本通運における営業DXサービス「Sansan」の活用事例とその成果を公開した。

サービス導入の背景

 日本通運は、物流事業全般および関連事業を展開するグローバル企業。「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」になるというNXグループの長期ビジョンを実現すべく、DXを活用したさまざまな改革に取り組んでいる。

 営業面においては、紙の日報や個人の手帳・パソコンにのみ情報が蓄積されるなど、顧客情報の組織的な管理・活用ができていなかった。取り扱い貨物の多様化に加え、不安定な国際情勢や自然災害の激甚化などサプライチェーンを取り巻く環境が大きく変化する中、顧客のニーズが多様化・高度化しており、情報の効果的な活用による組織的な営業力の強化が求められていた。顧客課題の的確な把握と、課題に応じたソリューション提案を実現するため、全社横断の顧客データベースを構築すべく2019年にSansanを導入した。

導入後の運用と成果

 営業変革を実現するためSansanの活用推進に取り組んだ結果、全国約1,350の営業部署に在籍する4,000人以上の営業パーソンをSansanでつなぎ、導入から4年で100万件以上の顧客情報を蓄積・共有している。この情報を活用した成果は次のとおり。

  • 業務効率化による営業力強化

 導入以前は全国に点在する顧客情報を収集するために、社内担当者を調べ、内線電話で地道にヒアリングすることを繰り返し数日かかる場合もあった。今ではSansan上で担当者情報や営業履歴、顧客情報まで確認できるため、情報収集から顧客提案までのスピードが向上するとともに、より深い顧客分析が可能になった。ニーズにきめ細かく対応できるようになり、営業力強化を実現している。

  • 支店横断での社内コミュニケーション活性化

 日本通運では電話やメールなど顧客とのやりとりをすべてSansanに蓄積している。Sansan上で他支店のベテラン社員が若手社員の営業活動を把握し直接コメントするなど、細かなアドバイスを送り合う交流が生まれている。支店横断で若手とベテラン社員が気軽にコミュニケーションできる場としても活用し、営業力の底上げを実現している。

  • データ分析による全社的な営業戦略策定

 日本通運では全社的な営業マネジメントの変革を実現するため「セールスイネーブルメント部」を創設した。Sansanに蓄積された名刺情報の分析によって顧客との関係性を高める戦略の立案や、AIを活用した「Sansan Labs」による効果的・効率的な営業行動分析の洗い出しなど、データ起点の営業戦略の策定に着手している。

日本通運株式会社 セールスイネーブルメント部 課長 高木彩圭氏のコメント

 当社では「顧客情報を共有すること」の必要性を感じ、さまざまな営業ツール導入に取組んでまいりました。しかし、全国1350の営業所と4000人以上の営業パーソンが一緒の方向性に進むことは容易ではなく、定着に苦戦してきた過去があります。Sansan導入当初も同様の課題がありつつ成果につながったのは、営業支援ツールとして磨き抜かれた機能群があるからです。Sansanは名刺を起点にあらゆる機能が連動し提供されており、最小限の労力で接点情報を蓄積できます。営業戦略を練るための情報収集も効率的に行えるため、活用が進むと同時に情報共有の重要性と利便性への理解を浸透させることができました。

 当社は2023年に「セールスイネーブルメント部」を創設したばかりで、まだまだ変革の道半ばではありますが、Sansanによってその土台ができたと考えています。今後はSansanに蓄積された情報を活用し、さらなる営業変革が可能になると考えています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
この記事の著者

SalesZine編集部(セールスジンヘンシュウブ)

編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/news/detail/5318 2023/11/10 15:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年7月12日(金)13:00~18:20

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング