Sansanは、提供する営業DXサービス「Sansan」について、アイデムの活用事例を公開した。
アイデムは、求人メディアや各種ソリューションの活用により、人材の採用から戦力化までのコンサルティングを行う総合人材情報サービス企業。総合人材情報サービス企業として影響力を高めていく活動の一環として、法人営業活動に注力している。
アイデムは地域密着型の営業体制を採用し、各営業所で顧客情報を管理していた。全社横断で情報を把握するため、2016年にSalesforceを導入。顧客情報の管理や商談情報の一元管理は進んだ一方、商談相手の紙名刺は各営業担当者がファイルで保管しており、引き継ぎ時には名刺ファイルを後任へ渡すなど、アナログで属人的な営業スタイルが課題となっていた。このような背景から、アイデムは2020年に「Sansan」を導入した。
導入後の運用と成果
名刺を起点とした正確な顧客の人物情報を整備
「Sansan」で名刺を取り込み、データ化された情報をSalesforceに連携することで、顧客の人物情報の一元管理を実現。また、名刺を取り込むことで異動・転職といった情報もアップデートされるため、最新の人物情報が反映された顧客データベースを管理できるようになった。
連携機能を活用した新しいフローを構築
「Sansan」とSalesforceの連携により正確な顧客情報を把握することに加え、MAツール「Account Engagement」の活用によって、効果的なアプローチ対象者を把握できるフローを構築。アプローチ対象者数が1万3,000名(2019年)から12万5,000名(2023年10月時点)に増加した。
また、ダイレクトメールの到達率が89%から99.7%に上昇し、返信率も2021年と比較して月間5倍に増加。さらに、問い合わせから売上計上までのリードタイムも3分の1に短縮した。
アイデム リモート社会推進室 営業改革推進チーム 係長 石橋佑子氏のコメント
Sansanは当社で以前から活用していたSalesforceとの連携も可能だったため、名刺情報を起点とした正確かつリアルタイムな人物情報データの整備や、営業効果を最大化する体制の構築をスムーズに行うことができました。当社のリモート社会推進室での取組や成果を社内に共有することで、営業現場にも少しずつSansan活用が根付き、導入効果と言える事例が挙がってきています。
当社の発展には法人営業活動の強化は不可欠だと考えています。Sansanの活用を全社で更に推進し、名刺管理に留まらず企業データベースとして活用することで、営業担当のコアタイムを最大化したいと考えています。そんな時間の使い方が変わる未来の実現に向けて、さらなる営業改革を実現していきます。