日本貿易振興機構(以下、JETRO)は、本部である東京拠点のスタートアップ・イノベーション関連部署、およびニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポール、ベンガルールの6拠点においてクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入した。
対日投資促進やスタートアップの海外展開支援等を通じ、イノベーション創出を支援するJETRO。新型コロナウイルス感染拡大により業務のデジタル化が求められる中、今年の7月にデジタルを活用した新たな海外展開支援の方針を発表。出張・対面を前提としない企業支援体制の構築を推進していた。
対面でのビジネスが縮小される中でも、日本企業の海外展開・海外企業の対日投資を後押しするべく、サービスのデジタル化を推進していく過程で同サービスが導入された。クラウド名刺管理による業務効率化、拠点を横断した人脈の共有による生産性の向上を狙うほか、オンライン名刺を用いた業務のDXを加速する。
JETROでは、本部の一部、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポール、ベンガルールの6拠点においてスタートアップ・イノベーション関連事業に携わるすべてのスタッフの人脈情報を共有。これにより、異動・退職にともなう引き継ぎ漏れの防止が可能となるほか、人脈情報の共有を通じた支援企業対応の重複をなくすなど、業務の生産性向上を狙う。