Sansanは、ニデックが、ビジネスデータベース「Sansan」を導入したことを発表した。

導入の背景
ニデックは、小型モータ、車載機器、産業機器など、さまざまな製品を開発・販売している。同社では、既存業務の効率化、顧客との関係強化、新規顧客の開拓を重要課題と位置付けている。とくに、AIやクラウドサービスの普及に伴いデータセンターの需要が高まるなかで、小型モータ事業本部ではデータセンター向け水冷システムのニーズが拡大傾向にあり、営業のさらなる業務効率化と営業力の強化が急務となっていた。
従来、同事業部では、顧客との名刺交換によって得られた情報を営業担当者が個別に管理しており、名刺の整理や連絡先の検索に多くの時間をかけていた。また、担当変更や異動の際に人脈や商談履歴を効率的に引き継ぐことができず、組織全体での情報活用が進まないことから、潜在的な機会損失のリスクを抱えていた。
これらの課題を解決し、業務効率化と人脈を最大限活用できる体制を構築し営業力を強化するため、ニデックはビジネスデータベースSansanの導入を決定した。

期待する効果
名刺情報の一元管理による業務効率化
Sansanでは、名刺などから得られる接点情報をデータ化・一元管理することで、連絡先をスムーズに検索できる。ニデックでは、Sansanを活用することで名刺整理や情報検索の手間を削減し、顧客対応や提案活動といった本来注力すべき業務に集中できる環境を整備する。
人脈の最大活用による営業力強化
Sansanの活用によりニデックでは、営業担当者が変わっても後任者が顧客の連絡先や商談状況を迅速に把握できるようになる。営業組織全体で人脈を最大限に活用できる環境を構築し、営業力の強化を図る。
ニデック 小型モータ事業本部 営業統括部 統括部長 伊藤 健二氏のコメント
当社では、各営業担当者が個別に管理していた顧客名刺情報をデータ化し、組織内の人脈や重要人物を可視化することで、営業活動の効率化と情報資産の一元管理を目指し、Sansanを導入いたしました。小型モータ事業本部では、以前より顧客へ出向き、直接顔を合わせて会話することを重要視してきました。Sansanを導入したことで、名刺管理や社内の人脈の活用が容易になり、これまで以上に対面での商談に充てる時間が増えています。また、ニュース情報で、企業動向を迅速に把握できるようになり、顧客とのコミュニケーションの幅も大きく広がっております。名刺を「個別に管理するもの」から、「会社としての情報資産」として活用することで、営業担当者の離職や異動があっても顧客情報が失われることなく、組織全体の力を最大限に発揮できる体制を構築しております。
既にニデックの他のグループ会社でもSansanを導入しており、今後もグループ全体での情報共有を推進し、より強固な営業体制の構築を目指します。