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SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

イチから学ぶパートナーセールス

相性が良いパートナーを「見極める」3つのステップ おさえるべきチェックリストとタイミングを紹介

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 海外では当たり前となっている「パートナーサクセス」。パートナー企業が成果をあげられるようにサポートし、代理店販売を成功へと導く概念です。古くからの商習慣としてパートナーセールス(代理店営業)が根づいている日本でも、パートナーサクセスに取り組む企業が増えてきました。本連載では、Grow up 代表の佐々木さんが、パートナーサクセスをイチから解説。第14回となる今回は「自社とマッチするパートナー企業の見極め方」について解説します。

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「口約束だけのパートナー契約」から卒業する3つのステップ

 皆さん、こんにちは。パートナービジネス領域のコンサルティングサービスを展開しておりますGrow up代表の佐々木です。

 「良さそうな会社に声をかけられたから」「お付き合いがあるから」といった理由でパートナー契約を結んだものの、蓋を開けてみれば案件が数件しか発生しなかった……そんな経験はありませんか?

 多くの企業が、パートナー選びの段階でつまずいています。大切なのは、自社に合ったパートナー企業を「見極める」視点を持つことです。

 今回は、そうした「口約束だけのパートナー契約」から卒業するための3つのステップと、判断軸(チェックリスト)をご紹介します。これからパートナービジネスを始めようとしている方は、ぜひ、第13回の「パートナービジネスを始めるべきタイミング」と合わせて参考にしてください。

STEP1.自社のプロダクト・サービスの「理想の顧客」を分析する

 まず、自社のプロダクト・サービスを届けたい「理想の顧客」はどのような企業でしょうか?

 社名や担当者名まで、バイネームで具体的に想像してみてください。さらに、その企業のどの部署、どの役職の人と接点を持ちたいのか、その相手は最終的な意思決定者か、現場の担当者かを考えます。

 誰にアプローチすべきかが明確になるだけでなく、「人」まで想像することで、より精度の高いパートナー戦略を立てることができます。

STEP2.ターゲットに「日常的に接触」するパートナーを考える

 STEP1で設定した理想の顧客に、日常的に接点を持っている可能性が高い人・企業・業種を考えましょう。具体例として、私がパートナービジネスをご支援した、コスト改善コンサルティングサービスでの事例をご紹介します。

1.ターゲット顧客

 小売業の経営層。コスト改善という特性上、現場担当者ではなく経営層へのアプローチが必須でした。

2.接触機会が多い業種

 小売業の経営層と接点を持つ企業は多岐にわたります。たとえば、システム会社、広告会社、食品メーカーなどが挙げられます。

3.最適なパートナー候補

 多くの選択肢の中から、もっともインパクトがあるのはどこかと考えたとき、融資先として既に財務的な関係を築いている「金融機関」が候補に挙がりました。

 金融機関の担当者は、管理部門の役員に接触できる可能性が高く、ビジネスマッチングに積極的な背景もあり、非常に有力なパートナー候補でした。

次のページ
パートナー検討のチェックリストと「裏評価軸」

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この記事の著者

Grow up代表 佐々木千穂(ササキチホ)

国内大手SIer、外資系大手企業にてエンタープライズ営業を経験。2016年に都内ベンチャー企業に入社。パートナーセールス立ち上げアクティブ化に従事し、売上数億円を創出。その後、正社員として株式会社ナレッジワークにてエンタープライズセールスに従事しながら、個人でパートナービジネスのコンサルティング事業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://saleszine.jp/article/detail/7454 2025/10/09 07:00

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