SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZine & Beyond 2025

2025年10月23日(木)12:30~17:45

SalesZine Day 2025 Summer(AD)

データ活用で「営業のPDCA」を確実に──日立ソリューションズがLBC×SFAで実現した営業変革

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

「SFAやCRMを導入したが、データを活用しきれていない」「蓄積したデータの使い方がわからない」──。多くの営業組織がこうした課題を抱える中、日立ソリューションズはユーソナーの法人マスターデータ「LBC」とSFAを組み合わせることで、データに基づいた営業変革に取り組んでいる。「SalesZine Day 2025 Summer」のパネルディスカッションでは、ユーソナーの鈴木氏が、日立ソリューションズで営業DXをけん引する石原氏に、データの具体的な活用方法や、AI・データ活用で重視しているポイントをたずねた。

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

「現在地を知らないと戦えない」データ基盤の再構築に挑んだワケ

 日立ソリューションズは、ユーソナーが提供している法人マスターデータ「LBC」を導入している。

 ユーソナーは、データベース・マーケティング領域の支援事業を36年近く展開している企業。同社が提供するLBCは、国内の事業所データを集約したデータベースで、母数1,250万社、本社ベースで460万本社が連携されており、その網羅率の高さが特徴だ。

法人マスターデータ「LBC」

ユーソナー・鈴木氏は、LBCが持つ主な特徴として(1)企業網羅率の高さ(2)事業所単位でデータを紐づけている点(3)官公庁・地方自治体・学校法人等の公共機関も網羅している点 を挙げた

 このデータベースとSFAを組み合わせて、営業の成果を上げているのが日立ソリューションズである。日立ソリューションズは、2015年から製造・流通・通信市場を主なマーケットとしている。市場や顧客の購買行動の変化に合わせて、2017年にSFAを本格導入したという。

 同社の石原氏は、「営業組織は属人的で個人の力に頼っていた。明確なプロセスも決まっておらず、個人・組織いずれの実力も不明だった」と当時の課題を語った。

 プロセスやスキルが可視化されていないため、なぜ受注につながらないのか原因を究明することが難しい。まずは案件を可視化するために、SFAを導入してパイプライン管理を始めたのだ。

株式会社日立ソリューションズ 営業企画本部 営業DX部 部長 石原あゆみ氏

2008年より運輸業、教育業、製造業、郵便、銀行等を対象にSalesforce導入支援を行う。2017年、自社のSalesforce再構築プロジェクトの開発リーダーとしてプロジェクトを推進。 2018年からはSalesforce拡販・カスタマーサクセスを担当。昨年より営業企画部に異動し、自社の営業DXのさらなる進化に向けたSales Tech活用に従事している。

 実は、2006年にはすでにSalesforceを導入していた日立ソリューションズ。しかし、管理者が一方的に「入力しなさい」と促すばかりで、入力された情報を活用する習慣はなかった。

 石原氏は、「自分たちの現在地を知らないままでは戦えない。本格的なSFAの再構築にあたり、まずはSalesforceの画面を大きく変更し、推進側の本気度を見せることから始めた」と語った。

 同社のSFA・データ活用の特徴は、企業活動の中で発生するデータを全社で蓄積・活用している点にある。

 日立ソリューションズでは、日立グループとして日立の基幹システムを使うことが必須となっている。また、SFA以外にも多数の業務システムを利用している。それらのシステムを通じて取得した情報を、すべてひとつのデータレイク(図の緑色の部分)に集約している。

 このデータを活用するうえで、重要になるのが「マスターデータの精度」だと石原氏。

「分析する際は、取引先の企業や自社の製品、また部門ごとの成果といった、さまざまな切り口でデータを見たいと考えています。自社製品のマスタや、ユーソナー社の整備された企業マスタがこのデータレイク内に集まっていることで、うまくデータを活用することができています」(石原氏)

次のページ
営業の「PDCA」 各ステップでデータ活用を実践

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
SalesZine Day 2025 Summer連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岡田 果子(オカダカコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ユーソナー株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/7475 2025/09/12 11:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

年間スポンサー

AD