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2026年1月27日(火)13時~18時40分

Sales Tech ホットトピックス

「SaaS is 本当に dead なのか?」田中和也氏に聞く、顧客を置き去りにしないSaaSの条件

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 近年、SaaS業界の一部で囁かれる「SaaS is dead」という言葉。AIの台頭、市場の飽和、顧客の導入疲れ──。新たな時代の到来を予感させる刺激的なフレーズだが、14年にわたってSaaS事業の立ち上げや成長に携わってきた田中和也氏(株式会社Charm 代表)は、この言説に真っ向から疑問を投げかける。「死んでいくのは、顧客を置き去りにするベンダーだ」。本記事では、田中氏に“本当に”SaaSは終わりを迎えているのか、そして生き残る事業者とは何者なのかを聞いた。

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増加するSaaS、顧客の前に立ちはだかる「4つの壁」

──はじめに、田中さんが現在のSaaS市場をどう見ているかを聞かせてください。

私はこの14年、あらゆるSaaSの成長に関わってきましたが、今の市場で起きているのは「良い製品=売れる製品」という等式の崩壊です。顧客の前には、もはや製品の良し悪し以前に、4つの大きな壁が立ちはだかっています。

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株式会社Charm 代表取締役 田中和也氏
SIerにてSEとしてキャリアをスタート。その後、Salesforce、Slackにて日本・グローバルのトップパフォーマーとして成果を上げ、マネジメントとしても組織の急成長を牽引。株式会社リーディングマークでは、HR Tech「ミキワメ」の立ち上げから参画。0から累計6,000社以上の導入を牽引し、売上を20倍、顧客単価を5倍へと引き上げる。現在は株式会社Charm代表として、自身が経験した「現場のリアリティ」と「経営の抽象度」を往復する独自の「Charm Method」を構築。IT/SaaS領域を中心に、中大型案件の攻略と高収益組織への変革を支援している。

──4つの壁とはなんでしょうか。

ひとつめは「同質化の壁」。どのSaaSも、いわばある程度良い状態になっていて、機能差では選べなくなっています。

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ふたつめが「情報の壁」です。国内のBtoB SaaS製品は1万2,000を超えると言われていて、同じカテゴリーの中に50もの選択肢があることも珍しくない。顧客はまず、情報を整理して遮断しないと選ぶことができないわけです。

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──残りのふたつはどんな壁なのでしょうか。

3つめは「感情の壁」です。導入によって得られる利益よりも、失敗したときに自分が負う損失のほうが大きく感じられる。そのため、合理的には前に進むべき場面でも、意思決定が止まりやすくなります。

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4つめが「対立の壁」です。BtoBの購買に関わるステークホルダーは平均6.8人以上(CEB/Gartner "The New Sales Imperative", HBR, 2017)と言われており、購買チームの74%が、意思決定の過程で不健全な対立を経験しています(Gartner Sales Survey, 2025)。

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──なるほど。顧客はそもそも、決められない状況にあるんですね。

そうなんです。それなのにベンダー側は、「新機能だ」「AIだ」と次々に打ち出してくる。4つの壁を前に立ち尽くしている顧客に、さらに選択肢を積み上げているわけです。

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SaaS is 「本当に」 dead なのか?

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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https://saleszine.jp/article/detail/8269 2026/05/19 07:00

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