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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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知恵は最前線の営業現場にあり! コロナ禍に求められるマネージャーの役割とお客様の課題の見つけ方


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 最新の世界のセールスベストプラクティス調査の結果をもとに、変化と混乱の時代に自社の組織をどのように「勝てる営業組織」にすべきか、具体的な実践の視点から議論を展開してきた本連載。コロナ禍で、営業組織の在り方が大きく変わったいま、営業組織の現状を整理しこれから取り組むべきことを明らかにするべく、「パースペクティブセリング」「価値メッセージ」をテーマにパーソルラーニングのコンサルタント2名を迎えて議論した。前後編でお届けする。

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網羅的に顧客の課題を捉えられる地図を描いてみよう

そもそも「パースペクティブセリング」はなぜ求められているのか? 営業組織の変遷について知ることができる前編はこちらから。後編からでも楽しんでいただけます。

小林 プロダクトの特徴だけで勝負しづらい組織はどのように顧客に示唆を与える「パースペクティブセリング」を実行すべきでしょうか。

丸 その場合は、そもそもお客様がどんなことに悩んでいるかの仮説が必要で、組織的に仕掛けていく必要があります。たとえば、「病院」がお客様の場合こんな図で考えられると思います。

[画像をクリックで拡大]

 病院の中で起こることか外で起こることか(縦軸)、経営目線か患者目線か(横軸)。便宜上軸を分け、網羅的に課題を書き出してみたものです。たとえばマーケティングチームが営業に対して、病院という市場を攻めるための糸口として、このような図を提供します。各施設のことをよりよく知っているのは営業担当者ですから、「この部分を大切にしている会社だから、この課題をチョイスしよう」と選ぶのは営業組織の仕事です。

 より深く課題を理解するためには、顧客の中期計画や現状を注視する必要があります。普段会う機会のある担当者だけでなく、他部門や経営に近い人と接触することで得られる情報は広く深くなりますから、ぜひチャレンジしてほしいです。営業ひとりでは気後れするかもしれませんが、こういうときこそマネージャーの出番です。

 網羅した課題を解決できるソリューションやサービスをすべて持っていなくてもいいんです。このような視座・視点で対応してくれる「○○社の営業担当○○さん」になることで、「お客様の成功が先、モノを売ることが先ではない」という営業活動を体現できるようになります。だだ、この営業手法は目先の利益に直結しづらい、効率が良くないという課題もありますから、組織的に対応することでそれらの課題もクリアしていく必要があります。

 

パーソルラーニング株式会社 シニアコンサルタント 丸尚さん

 1992年 富士ゼロックス総合教育研究所(現パーソルラーニング)に新卒入社し、営業・営業課長・西日本支社長を経て、営業組織開発分野のコンサルタント業務に従事。営業成果創出を共に目指す仲間の一員として、6ヵ月~1年間にわたるロングスパンで関わる業務を中心に活動。インタビューや営業同行による現状把握・企画・開発・実行・レビューの全業務プロセスを終始一貫して担当し、営業畑に精通した強みを最大限に活かしたきめ細かい支援を信条としている。

小林 お客様と課題について考える場を持つことは、お客様のためになるのはもちろんですが、売り手側にとっても学習の機会になりますよね。商品やサービスだけに閉じない価値メッセージをつくることができるように足腰が鍛えられていきます。また網羅的に課題を洗い出すと、非常に広い視野を得られ、どのようなお客様とも対話できるようになります。営業組織が広い地図を持っておくことも大事なことです。

 「価値メッセージ」をつくる際のヒントが4つあります。ひとつは、お客様にとって「未知な問題」を示唆すること。ふたつめは、「予期していないソリューション」、3つめが「見えない機会」、こんな市場で商売ができそう・こんなターゲット層にも価値を広げられそうという新たなビジネスチャンスです。4つめは、「総合力の駆使」、相対している営業担当者に任せれば、さまざまな課題が解決できるという期待を与えること。自社が提供できる価値はこれら4つのどれに近いかを考えると価値メッセージをつくりやすくなるはずです。

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知恵は最前線の現場に マネージャーの役割はどう変化した? 

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SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

パーソルラーニング株式会社 コンサルタント 小林 惠子(コバヤシ ケイコ)

パーソルラーニング株式会社 コンサルタント。国際協力分野専門の総合的なシンクタンク、および精密機器メーカー勤務を経て2000年、当社に入社。主にグローバルアカウントセールスとして外資系企業の営業力強化、M&A後の組織づくり、次世代リーダーの育成などの支援に携わる。また、海外パートナーと協働し...

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