Rypleは、シードラウンドにおいてANRIをリードインベスターとして、みらい創造機構、HIRAC FUNDより1.4億円の資金調達を実施した。
同時に、BtoBマーケティング・営業・カスタマーサクセス支援サービス「Ryple Survey for Salesforce」をリリース。調達資金をRyple Survey for Salesforceの開発およびマーケティング・セールス・カスタマーサクセス強化へ充当していく。
売上創出や体験改善によって潜在的な解約・ダウングレードリスクを避けるためには、深い顧客理解が重要となる。一方、顧客理解の土台となる情報はMA等による顧客の行動ログといった定量的なものに限られ、顧客の現状や意向・興味関心など定性的な実態は個別にヒアリングする必要があった。
不十分な顧客理解により、商談機会の損失や、誤った仮説に基づくアクションで顧客のニーズに応えられないという課題が発生。このような背景からRypleは、Ryple Survey for Salesforceを開発した。
Ryple Survey for Salesforce概要
Ryple Survey for Salesforceは、Salesforceの顧客データと連携して企業・個人単位の定性情報を収集し、Salesforce上で自動的にデータベース化できるBtoBマーケティング・営業・カスタマーサクセス支援サービス。自社が保有する定量データと組み合わせて、正確な顧客理解を支援する。
Ryple Survey for Salesforceのユースケース例
継続的な顧客モニタリング・的確なアクションを支援
顧客の状態をさまざまな接触ポイントで継続的に確認することで、顧客の状態変化をSalesforceで追跡できる。すぐに対応すべき顧客の変化に対しては、社内担当者にChatterやSlackにてプッシュ通知を送信し、各企業に最適なアクションをリアルタイムで展開。これまで見逃していた商談機会や解約リスク低減、ダウングレード阻止に貢献する。
スケーラブルな営業リード獲得
見込み顧客や既存顧客に対して、サーベイを通じて状況ヒアリングや興味関心を一斉に取得できる。サーベイは、プロダクトやウェブサイト上、またはメールにて展開可能。回答した顧客は営業リードとしてSalesforceへ反映され、営業担当が行動に移すまでのリードタイム削減、商談化数の最大化に貢献する。
ウェビナー参加者の興味関心を引き出してリアルタイムで営業リード化
ウェビナーで顧客の興味関心を判定し、Salesforceの顧客データと突合することなくリアルタイムで営業リード化する。回答データのスプレッドシート管理といった作業を削減し、ウェビナー企画から集客、アンケート実施、営業リスト化、商談化までをワンストップで対応できるようになる。