Sansanは、企業が保有する取引先データの品質を高めるデータクオリティマネジメントサービス「Sansan Data Intelligence(サンサン・データ・インテリジェンス)」について、Salesforceとの自動連携を開始した。

連携の背景
取引先データは、営業活動やマーケティングにおける現状分析や戦略立案に活用される、経営判断を支える重要な基盤情報である。しかし、多くの企業では、部門やシステムごとにデータが個別管理されており、同一企業の重複登録や表記ゆれ、社名変更や移転情報の反映漏れなどが課題となっている。
Sansanが実施した調査では、企業の情報システム担当者の約8割が、こうした取引先データの不備を経験していることがわかった(※1)。データ品質の低下は、顧客分析や戦略立案の精度が低下する要因になるほか、生成AI活用においても誤った示唆や判断につながるリスクをはらんでいる。
こうした背景からSansanは、名刺や請求書、契約書などのデータ化を通じて培ってきた、企業情報の名寄せや構造化に関する技術とノウハウを活用して、複数のシステムに登録された取引先データを統合・更新できるデータクオリティマネジメント「Sansan Data Intelligence」の提供を開始した(※2)。
今回、Salesforceとの自動連携を開始することで、より多くの企業における取引先データの品質向上とデータ活用の高度化に貢献する。
(※1)Sansan「企業のデータ管理に関する実態調査」(2025年11月11日発表)
(※2)Sansan「Sansan、企業のデータ品質を高める新サービス『Sansan Data Intelligence』を発表」(2025年11月21日発表)
機能概要

Salesforce上の取引先データを更新・補完
SalesforceとSansan Data Intelligenceを自動連携することで、Salesforce上に登録された取引先データを継続的に更新する。手作業によるデータメンテナンスを行うことなく、不足した情報は補完され、社名変更や移転などの情報も自動で反映される。
分析や戦略立案に活用できるリッチ化情報を付与
Sansan Data Intelligenceでは、従業員規模や業種、財務情報といったリッチ化情報も付与され、Salesforce上のデータにも自動反映される。これにより、顧客分析や戦略立案の精度向上が可能になるほか、企業ごと・グループごとに一意の識別コードが付与されることで、グループ企業の関係性も把握しやすくなる。さらに、2026年1月施行の中小受託取引適正化法(取適法)に対応するうえで、取引先がその対象企業かどうかの確認にも活用できる。
自律型AIエージェント基盤「Agentforce 360」や「Data 360」によるデータ活用を支援
Sansan Data Intelligenceを通じて更新された取引先データは、Salesforceが提供する自律型AIエージェント基盤「Agentforce 360」や、そのデータ基盤となる「Data 360」で活用できる。
セールスフォース・ジャパン 専務執行役員 アライアンス事業統括本部 統括本部長 浦野 敦資氏のコメント
Sansan Data IntelligenceがAppExchangeに追加されたことを歓迎します。取引先データを正確かつ最新の状態で維持できる同サービスとの連携により、お客様のビジネストランスフォーメーションを加速させます。AppExchangeは、お客様のビジネスニーズに合ったアプリケーションやエキスパートをお客様とつなぐために、常に進化し続けています。
