ソフトブレーン・サービスは、pluszero(以下、プラスゼロ)と共同で、営業組織の生産性向上および人材育成の高度化を支援するAI商談シミュレーター「Brain Plus for Sales(ブレインプラスフォーセールス)」を開発し、提供を開始した。

開発の背景
多くの営業組織において、上司によるロールプレイング(ロープレ)が行われている一方、次のような課題が生じている。
- 評価のバラつき:指導者によって評価基準が異なり、納得感が得られにくい。
- 教育工数の限界:多忙な管理者が育成に割ける時間には限りがある。
- 心理的ハードル:「人前で失敗したくない」という若手の心理が成長を阻害する。
ソフトブレーン・サービスは、トップセールスの行動分析に基づき、営業スキルを「5ステップ・70スキル」に体系化してきた。この科学的営業理論と、プラスゼロが持つ特許技術である第4世代AI(二重過程モデル)を融合させることで、「Brain Plus for Sales」を開発した。
機能概要
1.シナリオ不要、AIが自律応答する商談体験
【AIとの対話画面】
設定された顧客の性格や背景に基づき、AIが自律的に応答する。トークスクリプトをなぞるだけの練習ではなく、予測不能な返しに対処することで、現場で通用する臨機応変な対応力を養う。
2.科学的なフィードバック
2,000人以上のトップセールスの行動モデルに基づき、商談を採点。レーダーチャート分析や具体的な改善アドバイスを自動生成する。また、自社独自の評価指標へのカスタマイズも対応可能。
3.初心者からベテランまで対応する段階的難易度設定
新人向けの基礎練習から、ベテラン向けの商談、クレーム対応などの設定が可能。育成対象者のスキルレベルや、強化したいシチュエーションに合わせたトレーニングを可能にする。
4.心理的安全性を確保した練習
上司の時間を拘束せず、個人の裁量で反復練習が行える。対面練習特有の「失敗への抵抗感」という心理的障壁が排除されるため、若手社員も周囲の目を気にすることなくトレーニングを重ねることができる。
5.対人ロールプレイングの客観的評価にも対応
【レーダーチャートの採点画面】
AIとの対話だけでなく、実際の人間同士(上司・部下)で行うロールプレイングの音声・テキストデータもAIが解析・評価する。組織内での評価基準のブレをなくし、公平な育成指標を確立する。
6.AIが「理想の営業」を演じるデモンストレーション機能
AIが営業役となり、手本となる商談を実演する。言葉の選び方や話の組み立て方を視覚・聴覚的に理解できるため、新人や若手でも「目指すべきゴール」を明確にイメージしてから練習を開始できる。
7.組織の成長を可視化する管理者向けダッシュボード
【管理画面】
全社員の実施状況、録画データ、採点ランキング、成長推移を一括管理。データに基づいた的確なマネジメントを可能にし、組織全体の営業スキルの底上げを支援する。
ソフトブレーン・サービス 代表取締役 野部 剛氏のコメント
営業はこれまで、個人の経験や感覚に依存する側面が強い領域でした。しかし本来、営業活動には必ず再現可能な「型」があります。Brain Plus for Salesは、20年以上にわたるトップセールスの分析と産学共同研究の成果を、AIによって社会実装する挑戦です。営業を“属人的な職能”から“科学できる経営資産”へと進化させ、日本企業の持続的成長に貢献していきたいと考えています。
