アプリプラットフォーム「Yappli」を提供する株式会社ヤプリは、“社内の現場で起きている非効率”を解決し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するための新ソリューション「Yappli for Company」の提供を開始した。
Yappliは、モバイルテクノロジーで企業の課題解決を行うクラウド型のアプリプラットフォーム。ノーコード(プログラミング不要)によりアプリ開発のハードルを下げている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、各企業ではいま急速なデジタルシフトが求められている。そのような状況を鑑み、同社ではEC事業者向けソリューション「Yappli for EC」を6月29日にリリース。それに引き続き、今回は“社内の現場で起きている非効率”を解決し、DXを実現するための新ソリューション「Yappli for Company」をリリースした。
なお、同ソリューションは、これまで同社が提供していた「Yappli for biz」の用途をさらに拡大し、リニューアルしたものとなる。
同ソリューションは、営業活動、社員教育、インナーブランディングなど、さまざまな“社内の現場で起きている非効率”を解決するためのアプリプラットフォーム。ノーコードで自社アプリを開発することができる。商品カタログや研修動画の配信、社内報まで、ひとつのアプリにさまざまな情報を集約することで、アクセスが簡単な社内ポータルとして利用が可能となる。
アプリの配信先も、社内・代理店・取引先・支社/店舗/フランチャイズなど、用途によって、範囲を自由に設定することができるという。
主な用途は、次の3つ。
紙カタログをDX 大量の紙カタログから営業を解放
プッシュ通知で最新情報を届けたり、頻繁に入れ替わるカタログの一覧を整理して表示させたりするなど、アプリを使ってリアルタイムに情報を共有できる。大量の紙カタログを持ち歩いていた営業の負担がアプリで解消される。
研修をDX 効率の良い教育環境をアプリで実現
営業や接客の現場で必要となる知識を、アプリで伝えることが可能に。勉強会資料やマニュアルなど、これまで研修を通じて伝えていたコンテンツを電子化。個々人のスマートフォンへ向けて配布することで、受け手となる社員が好きなタイミングで、手軽に学習できる教育環境を構築する。
社内報をDX タイムリーな情報伝達を可能に
新商品やキャンペーン情報の即時配信など、個々の店舗従事者に、最新の情報をダイレクトに提供可能。社内報が担っていた機能をアプリに代替することで、店舗運営の品質向上や、チェーンの理念啓蒙が実現できるとのこと。