自動車業界から通信業界へ 業種は変わっても営業は続けた
――25年間営業一筋でキャリアを築かれてきた中川さんが、営業職に就いたきっかけを教えてください。
もともと車が好きで、文系出身だったということもあり、自動車部品のメーカーに入社して営業を始めました。自動車メーカーの設計担当者を訪ねて部品を買ってもらう、いわゆるルートセールスを数年間続けたのですが、低迷する業界に不安を感じて30歳のときに転職を決意しました。当時はちょうどインターネットが流行り出したころで、興味を持って勉強して米国のプロバイダーに転職したのが通信業界への第一歩です。何度か会社の買収を経たものの、通信業界で20年間営業職を続けています。ずっとフィールドセールスとしてネットワークを売っていましたが、5年前に現在の部署へ移ってからはインサイドセールスとしてデータやクラウドを主に扱っています。
――メーカーから通信への大胆なキャリアチェンジ、やってみていかがでしたか?
まったくの異業種だったので覚えることが多く大変でしたが、当時はインターネット回線を引いている企業がまだ少なかったこともあり、いろいろな業界から引き合いをもらえてやりがいを感じていました。それまでやっていたルート営業とは真逆のスタイルだったので新鮮でしたね。