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2025年10月23日(木)12:30~17:45

イチから学ぶパートナーセールス

パートナーの「変化」を戦略に活かす! 提携初期に把握すべき「変化のタイミング」と必須ヒアリング項目

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パートナーシップの価値を最大化する「仕組み」の構築

 これまでの活動を適切に実施していれば、活動方針が大きく乖離する可能性は低いでしょう。しかし、もし乖離してしまった場合は、自社が柔軟に方針を変更すべきです。パートナー企業の目標達成を支援するのも自社の役目だからです。

 また、乖離を防ぐためにも、パートナー企業と定期的にコミュニケーションをとる仕組みを構築しましょう。過去、私は大手金融機関をパートナー企業として営業活動を行っていましたが、窓口部署と支店それぞれで定例ミーティングを月1回必ず実施し、コミュニケーションを図っていました。

 このように、日々の業務に組み込める定例ミーティングは、有効な手段のひとつです。ぜひ実施をおすすめします。

 今回は「提携初期における、パートナーの変化把握と戦略への落とし込み方」について解説しました。

 提携の期間によってパートナーセールスの活動が大きく変わるかといえば、本質的な変化は少ないと考えられます。しかし、とくに提携初期は、自社がパートナー企業のことを十分に理解できていない可能性が高いため、集中的にパートナー企業への理解をうながす活動を行うべきです。そのため、取るべき行動は次の2点に集約されます。

  1. パートナー企業の営業パーソンに数多く接触し、一次情報を取得する
  2. 取得した情報を元に、自社のパートナー戦略や自身の活動を見直す

 とくに期初や期末といったパートナー企業が大きく動く時期に、適切に一次情報を捉え、戦略に反映させるべきです。

 パートナーの変化を把握することは、単なる情報収集ではなく、中長期的な関係構築の第一歩です。情報を記録・共有・分析し、組織全体として学び続ける体制をつくることで、パートナーシップの価値を最大化していきましょう。

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この記事の著者

Grow up代表 佐々木千穂(ササキチホ)

国内大手SIer、外資系大手企業にてエンタープライズ営業を経験。2016年に都内ベンチャー企業に入社。パートナーセールス立ち上げアクティブ化に従事し、売上数億円を創出。その後、正社員として株式会社ナレッジワークにてエンタープライズセールスに従事しながら、個人でパートナービジネスのコンサルティング事業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://saleszine.jp/article/detail/7665 2025/11/28 07:00

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