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SalesZine Day 2025 Summer

2025年7月24日(木)13:00~18:20

キーエンス、プルデンシャル元トップセールスが解説! 営業の「型」実践講座

【新連載】 営業の「型」とは何なのか?「守・破・離」から学ぶ

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「『売れる』には、再現性がある」。この揺るぎない確信は、キーエンスとプルデンシャルという異なる環境で14年の営業キャリアを歩み、起業した私の結論です。両社で成果を出せたのは、私個人の能力が突出していたからではなく、両社に存在した営業の「型」を実践したからに他なりません。この連載では、「売れない」と悩む個人や組織に対し、成果を出すための考え方や具体的な方法をお伝えします。第1回となる今回は、営業の「型」がなぜ必要で、どのように組織を強くするのか。その本質を、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。

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「型」とは再現性のある営業の勝ちパターン

 キーエンスで2年半、プルデンシャルで11年半。このふたつの企業は、BtoB・BtoCの違いもあれば、商材や顧客もまったく異なりますが、私はどちらの会社でも一定以上の成果をあげてきました。現在は、企業向けに営業の仕組みづくりを行うSales Naviという会社を経営しています。

 私が両社で成果をあげられたもっとも大きな理由は、私の営業能力が格段に優れていたから……ではまったくありません。

 キーエンスもプルデンシャルも、組織として営業の「型」を持っており、それをメンバーに浸透させることに長けていたからです。

株式会社Sales Navi 代表取締役 田中大貴

2008年同志社大学文学部を卒業後、キーエンス入社。連続で目標を達成したのち、2010年にプルデンシャル生命保険にスカウトされ入社。11期連続社長杯入賞、2017年には当時全国最年少でエグゼクティブ・ライフプランナー(部長)に就任する。2021年に「営業の道しるべを創る」というビジョンを掲げるSales Naviを創業し、企業の営業の仕組みづくりの支援を行う

 営業の「型」。皆さんもどこかで聞いたことがあると思います。

 私が考える営業における「型」とは、誰がやっても一定の成果が出せるように整理された、営業の勝ちパターン(共通のやり方)のことです。

「誰がやっても成果が出る」なんて、都合の良い魔法のようですが、これは何も営業に限った話ではありません。その代表的な例として、日本の芸道や武道に伝わる「守・破・離」という考え方が挙げられます。

「守」は、まず型を忠実に守る段階。スポーツでいえばフォームの習得、芸事でいえば基本の所作にあたります。これが「型」です。 


「破」は、基本を土台に自分なりの表現や応用を加えていく段階。そして「離」は、型から自由になり、自分のスタイルを確立する段階です。

「型破り」という言葉があります。「型があるからこその型破り。これは歌舞伎の18代目・中村勘三郎さんの言葉だとされていますが、何事も「型」という土台があってこそ、その先の成長や発展があるのです。

 私は営業も同じだと思っています。成果に再現性を生む“営業の原理原則”をそのまま取り入れる「型」の習得から始めることが重要なのです。

 では、この営業の「型」は具体的にどのような要素で成り立っているのでしょうか。次のページでは、その全体像を詳しく解説していきます。

次のページ
営業の型には、「普遍的な型」と「組織ごとの型」がある

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キーエンス、プルデンシャル元トップセールスが解説! 営業の「型」実践講座連載記事一覧
この記事の著者

株式会社Sales Navi 代表取締役 田中大貴(タナカ ダイキ)

2008年同志社大学文学部を卒業後、キーエンス入社。連続で目標を達成したのち、2010年にプルデンシャル生命保険にスカウトされ入社。11期連続社長杯入賞、2017年には当時全国最年少でエグゼクティブ・ライフプランナー(部長)に就任する。2021年に「営業の道しるべを創る」というビジョンを掲げるSal...

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https://saleszine.jp/article/detail/7452 2025/08/21 07:00

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