Sansanと広島銀行、およびソリューションの提供やシステムの設計・開発、導入支援を行うひろぎんITソリューションズは、販売パートナー契約を締結し、インボイス管理サービス「Bill One」の提供を開始することを発表した。
契約締結の背景
企業間で請求書をやり取りする業務では、請求書の郵送やその受け取り、データの手入力、原本保管など、人手を介する作業が多く残っている。
とくに地方では、デジタル化に対する理解不足や専門人材の不在などを背景に、DXが進んでいないことが課題となっている。Sansanでは、請求書業務の効率化を支援するインボイス管理サービス「Bill One」を提供しており、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書などをオンラインで受領・データ化し、経理業務のDXをあと押ししている。Bill Oneはこれまで、関西や中部、九州といった首都圏以外の地域の企業でも活用され、地域企業のDX推進と課題解決を支援してきた。
一方、広島銀行およびひろぎんITソリューションズを子会社とするひろぎんホールディングスでは、「中期計画2024」において顧客・地域のDX推進を掲げている。広島県をはじめとした顧客基盤を活かし、従来から取り組みを行っているITツールの導入支援やシステム開発に加え、DXに関するコンサルティングやソリューション提供にも注力し、さらなる顧客の課題解決や地域の活性化を目指している。
今回、3社が提携し、広島銀行およびひろぎんITソリューションズがBill Oneの販売パートナーとなることで、顧客に寄り添った地域密着型の導入支援が可能となり、地域企業のDXを加速できると考え、契約の締結に至った。
パートナー契約の内容
SansanとひろぎんITソリューションズが一次販売パートナー契約、ひろぎんITソリューションズと広島銀行が二次販売パートナー契約をそれぞれ締結し、広島銀行およびひろぎんITソリューションズが、取引先企業に対して、インボイス管理サービスBill Oneの提供を開始する。