そもそも営業企画とは?
冒頭でもお伝えしたように、私は「営業企画」を「自社製品の営業方針の検討と営業戦略を立てる仕事」と定義しています。営業企画は、まずマーケットや自社製品をしっかり分析したうえで、自社製品の営業を成功させるための戦略を考え出さなければなりません
会社によって、営業企画を専門とする部署がある場合と営業が兼任する場合があります。 兼任の場合、通常の営業業務も平行して行わなければならないため、たいへんではありますが、営業は実際に顧客や取引先と交流することができることから、より現場感のある分析や現実的な戦略立案ができるというメリットもあります。
※参考:「営業企画とは?仕事内容や魅力、活かせるスキルについて」(マイナビAGENT)
営業戦略を実施するためのフェーズ
いざ営業戦略を立案し、実行することになった場合でも、何もない段階から全国規模のキャンペーンを打ち出す、というのはあまりにも非現実的です。実際には、次のような段階を踏んでいくことでしょう。
2.準備段階:営業施策実行に向け、事例や導入成果を充実させて営業体制を構築する
3.拡大段階:準備段階で勝ちパターンが見えたことで、代理店などの外部依頼でも販売しやすくなる
4.回収段階:社内外の営業体制が整い、販路を定着させつつ投資回収する
投資段階が完了し、準備段階や拡大段階に入った時点で外部に対する営業施策を進めることになります。
現在ではオンラインでの営業やマーケティングにシフトしつつありますが、やはりすべてがオンラインで完結しているわけではなく、ターゲットの世代や特徴によってはオフラインのほうがより営業効果が出る、ということもあります。主に次の5つが挙げられます。
(2)展示会への出展
(3)営業代行
(4)インハウス
(5)提携
ここからは、これらの施策について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。