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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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まるでECサイト! 飲食店⇔食品問屋の受発注業務をデジタル化した食品問屋の「売り方変革」

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 食品問屋などの卸売業は、メーカーと飲食店の間に立ち、「物流と債権回収」という大きな役割を担っているが、常に黒子に徹しており、その実態は多くは知られていない。営業活動においては、配達と合わせたルートセールスが一般的で、飲食店からの注文は手書きFAXで送られてくるなど、アナログな面も残る業界だという。そんななかコロナ禍で、飲食店と共に受発注業務のデジタル化に取り組み、成果を挙げているのが、イタリア食材専門の食品問屋・ブォングストだ。イタリアンシェフの経験を持ち、同社で長年「チームで成果を上げる」ことを目指してきた大竹さんに、デジタル化のきっかけや現在の成果についてうかがった。

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イタリアン一筋20年超 飲食店との取引はアナログ

――あらためて、ブォングストの事業について教えてください。

イタリア食材をメインで扱う卸問屋で、お客様の95%くらいがイタリアンレストランやホテルのイタリアン部門です。オーナーシェフが運営されているレストランも多く、20年前に流行っていた大箱イタリアンで修行された方が独立する際に声を掛けてくださることも多く、「新規の営業活動」の割合は低いほうでした。

――大竹さんが入社した経緯もうかがえますか。

高校生のころの飲食店でのアルバイトをきっかけに「食」に関心を持ち、料理の専門学校へ進みました。卒業後は、地元・奈良のイタリアンに3年勤めたのですが、後者のレストランのシェフがイタリア留学を勧めてくれて、26歳までは2年半ほどイタリアで修行をしました。

 
有限会社ブォングスト 取締役 大竹裕樹さん

帰国後もシェフや店長として仕事を続けていたのですが、30代を前に「イタリアンという軸を持ちながらも、新しいチャレンジをするならいまだな」と考えていたタイミングで当社の社長と話すきっかけがあり、12年前に入社を決めました。

入社後は、担当エリアへの配達や、その際にフライヤーをお渡しして新商品をご案内する営業の仕事から始めました。飲食店勤めの経験があるからわかるのですが、毎日店舗にいて得られる情報は多くありません。卸問屋として、商品のご案内だけでなく、店舗運営に役立つ情報を一緒に提供することを当初から心がけていました。

また営業担当者ひとりだけで伸ばせる数字は限られています。入社半年後からは、配達のエリアを減らして、お客様に届けるフライヤーなどの営業ツールを用意する裏方にも回りました。全体を底上げして売上を高めていきたいという思いも当時からあったんです。

――もともと「チームの営業力」に関心があったのですね。顧客との取引において、課題に感じていたことはありますか。

「新メニューの提供」などを通して変化していこうとするお店も多いのですが、歴史ある業界ですから、IT導入による業務改善はあまり進んでおらず、アナログの運用を好まれる方が多い傾向にはありました。仕事の仕方としては古い体質が残っていたということですね。各店舗がより、効率的に働き、売上を上げられるように、我々のような立場から「働き方を変えていく」という支援もするべきではないかという使命感も感じていました。

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手書きの「いつものトマト缶」 受発注のデジタル化へ 

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この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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