ストリームラインは、提供するスライド生成AIサービス「ReDeck(読み:リデック)」で使用しているGeminiのモデルが、海外リージョンから東京リージョンで利用可能になったことを発表した。
背景
スライド生成AIを使用した資料作成業務において、AIによるデータの取り扱いは重要な課題である。とくに重要な機密情報を扱うエンタープライズ企業や官公庁においてはデータの保管場所だけでなく、AI生成時におけるデータの送信先についても国内で完結していることが求められるケースが増えている。
これまでReDeckでは、データ保管先としてセキュリティ対策の充実したAWS(Amazon Web Services)の東京リージョンを採用してきた。今回、さらなるセキュリティ強化のため、GeminiによるAI生成時のデータの送信先を東京リージョンに移行した。
これにより、顧客のデータは保管からAI生成時の送信先にいたるまですべて日本国内のみで管理されることとなる。
「ReDeck」の概要

「ReDeck」は、「再び」「再利用」を意味する「Re」に、「プレゼン資料」「スライド資料」を意味する「Deck」を組み合わせて名づけられたスライド生成AIサービス。
ひな形となる既存のパワーポイント資料と資料に載せたい情報を組み合わせて、新たなパワーポイント資料へ変換できる。資料の構成・デザインはひな形資料を流用、文章は自動生成されるため、パワーポイント資料の作成時間を短縮することができる(※)。
※ストリームラインのユーザーテストの結果、ReDeckを利用することで資料作成時間が平均50%削減
利用シーン例

1.過去のA社向けの提案書からB社向けの提案書を作成
提案内容をスピーディーに再構成し、営業現場での新規開拓を加速させる。効率的に品質のある提案書を仕上げる。
2.過去のホワイトペーパーをもとに新しいホワイトペーパーを量産
積み上げた知見をベースに、同じ品質での量産が可能。少ない工数でコンテンツマーケティングを強化する。
