カオナビは、提供するタレントマネジメントシステム「カオナビ」の学習管理システム(LMS)機能「ラーニングライブラリ」において、集合研修の一連業務を管理できる機能の提供を開始した。
機能提供の背景
ジョブ型雇用の導入や政府のリスキリング推進の流れを受け、能力開発を目的とした学習環境の整備が注目されている。企業のDXが進み、専門的なスキルを効率的に身につけられるe-ラーニングの導入が拡大しているが、組織全体への理解浸透や実践的なスキルの習得という点では、オフラインで実施する集合研修へのニーズが高く、それぞれの特徴をいかした研修形式の選択が必要になる。
こうした中、アナログな作業が多い集合研修は業務の煩雑さが課題となっている。とくに従業員数の多い大企業などは、その負担が大きくなる傾向がある。
今回の機能提供により、講座の設定からスケジュール調整、課題管理をシステム化することで、研修の企画・運営をスムーズにする。また、学習の定着度を把握しやすくなるほか、オンラインやオフラインの研修を一元管理できるようになり、研修成果の最大化が期待できる。
「集合研修」の管理機能
講座の作成
管理画面において、講座概要の設定から実施まで、一連の工程が表示される。各工程のタスク漏れを防ぐだけでなく、参考情報や教材のファイル添付、受講を推奨したいメンバーのアサインなどが完結できる。
事前事後の課題管理
研修プログラムの理解状況を把握する事前事後の提出課題が、本機能を通じてダウンロードやアップロードできるほか、テストを実施することも可能になる。管理者画面、受講者画面ともに、課題の提出状況が表示されるため、提出漏れを防ぐこともできる。