ワークスアプリケーションズは、同社が提供するAI型チャットボット「HUE チャットボット」が丸紅に導入されたことを発表した。
大手総合商社である丸紅の社会産業・金融グループでは、月に100件ほどIT関連の社内問い合わせが発生していた。問い合わせの6割強はよくある質問であり、それらの回答を自動化することで、年間540時間の業務工数削減が見込まれていた。
このような背景からチャットボットの検討が開始され、2021年に他社製品を導入。しかし、FAQのメンテナンスに工数がかかることが課題となり、今回、HUE チャットボットへサービスを切り替えた。HUE チャットボットはFAQの改善が容易であり、フリーワード検索でも回答にたどり着けるため、質問者とのコミュニケーションが効率化されることが採用の決め手となった。
まずは社会産業・金融グループ内での利用率向上と、蓄積された利用データをもとにした回答精度向上を目指す。また、管理者権限の付与が柔軟に設定できるため、今後はIT関連の問い合わせだけでなく、その他バックオフィスに関する社内問い合わせへの展開も検討している。