2020年11月24日、セールスフォース・ドットコムは「SalesforceおよびTableauのアナリティクス製品統合に関する記者説明会」をオンラインにて開催した。
同説明会では、同社のマーケティング本部・プロダクトマーケティング シニアディレクターの林淳二氏と同部門マネージャーの岩永宙氏、プロダクトマネージャーの早川和輝氏が登壇したほか、Tableau Softwareからはカントリーマネージャーの佐藤豊氏とソリューションエンジニアの杉村麟太郎氏が登壇。「Tableau CRM」のSalesforce製品全体における位置づけ、Tableau製品の説明および今後の製品提供の計画が語られた。
2019年6月にセールスフォース・ドットコムはTableau Softwareを買収した後、同年10月6日、Salesforce Einstein AnalyticsをTableauと統合し、名称をTableau CRMへ改めることを発表した。
この統合により、データ接続の側面ではSalesforceで最適化されたデータをTableau上でも利用することができるようになるほか、AI/機械学習によるインサイト獲得、データ活用フローの深化を実現。データ分析における3つのフェーズ「データ接続」「インサイト」「アクション」を強化し、企業のデータ変革に貢献する。
Tableau Softwareのカントリーマネージャーである佐藤氏は次のように語った。
「セールスフォース・ドットコムとTableau Softwareの両社は『データは世界を変える』という信念を持つ、データでつながれた『オハナ(仲間)』だと思っています。セールスフォース・ドットコムはお客様を中心に、Tableau Softwareは人を中心にビジネス展開をしており、その考えから作られた文化は非常に共通点が多く、親和性の高い、非常に良いコラボレーションであると感じています。セールスフォース・ドットコムとTableau Softwareはデータ時代において、業界でもっとも深く、そして幅広く、データおよび分析プラットフォームを提供し、ともに開発していきたいと考えています」
訂正
本ニュースのタイトルにおいて、一部読者の皆様の混乱を招く表記がございました。タイトルを次のとおり訂正いたします。(2020年11月26日)
- 正:Einstein AnalyticsがTableauへ統合 名称もTableau CRMに
- 誤:Einstein Analyticsと統合したTableau CRM、企業のデータ変革を加速へ