高齢者/シニアケア関連サービスを展開するリクシスは、新型コロナウイルス感染拡大が高齢の親と現役世代の子の間でのコミュニケーションに与えた影響に関する自社調査結果を発表した。
同調査は2020年5月3日から11日までの9日間、ビジネスパーソンを対象にインターネットアンケート形式で実施し、289名から回答を得た。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
65歳以上の親がいるビジネスパーソンのうち、外出自粛が始まる前と比べ「親のことを考えるようになった」と答えた割合は「頻繁に」「多少なりとも」の合計で73%に達した。
「LINEやメールを用いて連絡を取る頻度が上がった」と答えた割合も、親子が一緒に暮らしていない場合では45%を超える結果に。また、電話での連絡も全体で3割、離れて暮らしている場合では4割以上が頻度を上げたと回答した。
今後については、約6割が「健康や体調が心配なので、親とのコミュニケーション頻度は上げていくと思う」と回答。また、2〜3割は親の健康維持のための情報収集や親に対する情報提供、支援のための関与を深めていきたいと考えていることが明らかになった。なかでも親がいずれの子とも離れて暮らしていると答えた人の約3割は、「親の健康維持・生活支援のために利用できる手軽なサービスがないか探し始めると思う」と回答した。
調査概要
- 調査期間:2020年5月3日~11日
- 調査方法:同社の公式facebook上にて呼びかけ
- 調査対象:1612人にリーチ、289人から回答を取得(年代別では60歳以上3.8%、50歳代34.3%、40歳代45.4%、30歳代15.9%、20歳代3.8%。性別の割合は女性52.6%、男性47.1%、その他0.3%。65歳以上の親がいるとした人は271人)