アドバンスト・メディアは、提供するiOS版音声入力キーボードアプリ「AmiVoice SBx(アミボイス エスビーエックス)」が三菱UFJモルガン・スタンレーの営業報告に採用されたことを発表。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外交先でも素早く顧客との接触記録をCRMに記載できるよう、営業活動にスマートフォンを活用している。しかし、スマートフォンでの文字入力はモバイルパソコンに比べるとキーボードの操作性という点でストレスを感じやすく、記録作成のスピードの低下を招く懸念があった。
この問題を払拭し、効率的な記録作成を行うことを目的に音声入力キーボードアプリ「AmiVoice SBx」が三菱UFJモルガン・スタンレー証券の全営業員の端末に導入された。鮮度の高い情報を即座に音声入力することで記録漏れを防ぐと共に情報密度の向上が見込んでいる。
「AmiVoice SBx」は、独立したアプリケーションになっているため、組込みやシステム等の新規開発が必要なく、インストールするだけですぐに使用が可能。キーボードを使用するものであれば、入力先を問わず、独自アプリやメール、メモ帳、ブラウザなどどこにでも音声認識を活用できる。
アドバンスト・メディアは金融業界向けエンジンをベースに、商品名、株の銘柄、会社名、目論見書等、証券業界の専門用語や社内用語を更に学習させた三菱UFJモルガン・スタンレー証券の専用エンジンを開発し、高い認識率を実現した。営業がこれまでメモや記憶で入力していた記録も、社用車の中などで音声入力ができるため、内勤時間の削減と営業活動準備時間の増加が期待されている。また、顧客の反応や現場での気付きなどをタイムリーに入力することでで、スピードと報告内容の質の向上にもつながる見込みだ。