
第2回は、分業体制により「売り手都合」の効率性を重視した結果、肝心の「顧客体験」が置き去りにされやすいという構造的な問題を解説した。では、私たちは本来、どのような体験を顧客に届けるべきなのか? 今回は、単なる商品の売り込みを超えて「この会社なら信頼できる」「また話したい」と自然に思ってもらえるような「理想の顧客体験」の本質について、実体験を交えながら探っていく。
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株式会社イノーバ 代表取締役社長CEO 宗像 淳(ムナカタ スナオ)
福島県立安積高校、東京大学文学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(マーケティング専攻)。1998年に富士通に入社、北米ビジネスにおけるオペレーション構築や価格戦略、子会社の経営管理等の広汎な業務を経験。 MBA留学後、インターネットビジネスを手がけたいという思いから転職し、楽天で物流事業...
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