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2025年10月23日(木)12:30~17:45

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管理職になって良かったこと、「意思決定に関与」が「収入の増加」上回る/ALL DIFFERENT調査

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 ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所は、5月20日~7月17日の期間で、管理職531名を対象に「管理職意識調査(管理職のやりがい編)」を行った(本リリースでは、「管理職になって良かったこと」にフォーカスし、管理職の属性ごとに回答を比較分析した結果を公表)。

管理職になって良かったこと1位は「意思決定に関与できるようになった」

 課長クラス以上の管理職(以下、「管理職」と記載)に対し、管理職になって良かったと感じることについて質問したところ、もっとも割合が高かったのは「意思決定に関与できるようになった」(51.5%)だった。

 次いで、「仕事の裁量が増えた」(48.2%)、「収入が増えた」(46.8%)が続き、報酬面のメリットよりも、仕事の役割や幅が広がったことに対して喜びを感じる管理職が多い結果となった。

 また、「部下の成長や成功を喜べるようになった」が42.0%、「経営視点が養われた」が41.2%と、管理職ならではの視野の広がりや視座の高まりにやりがいを感じている人も一定数いた。

 一方、「良かったと感じることはない」と回答した人は5.0%で、95.0%が「なって良かった」と感じていることがわかった。

【男女別】管理職になって良かったことのトップ:男性は「意思決定に関与」、女性は「収入の増加」

 管理職になって良かったことを男女で比較したところ、回答傾向に差があることがわかった。

 男性の上位回答は、回答割合が高い順に、「意思決定に関与できるようになった」(53.2%)、「仕事の裁量が増えた」(49.5%)、「収入が増えた」(45.1%)だった。

 一方、女性は、「収入が増えた」(55.9%)、「意思決定に関与できるようになった」(44.1%)、「仕事の裁量が増えた」「部下の成長や成功を喜べるようになった」(ともに42.4%)だった。

 男女でもっとも差が大きくなった項目は「新しい挑戦の機会を得られた」で、女性39.0%、男性26.3%で、女性が12.7ポイント高かった。また、「収入が増えた」も女性が10.8ポイント高かった。

 男性の回答割合の高さが目立った項目は、「チームを先導できるようになった」で、女性の23.7%に対し男性は10.0ポイント高い33.7%だった。また、「意思決定に関与できるようになった」は9.1ポイント、「仕事の裁量が増えた」は7.1ポイント、男性の回答割合がそれぞれ高くなった。

【ステージ別】管理職になって良かったことは、全ステージ通じて「意思決定に関与」が上位

 続いて、管理職になって良かったことについて、経験年数や役職などのステージごとに違いがあるのか調べた。調査対象の管理職のうち、1~3年目の課長クラスを「新任管理職」、4年目以上の課長クラスを「ベテラン管理職」、部長クラスを「幹部候補」と3つのステージに分類し、回答結果を比較した。

  • 新任管理職…1~3年目の課長クラス
  • ベテラン管理職…4年目以上の課長クラス
  • 幹部候補…部長クラス

 その結果、新任管理職では「収入が増えた」(50.7%)がもっとも高く、半数以上が回答しました。2位は「意思決定に関与できるようになった」で44.9%、3位は「仕事の裁量が増えた」で42.6%だった。

 ベテラン管理職は、「意思決定に関与できるようになった」が52.0%。「仕事の裁量が増えた」が45.5%、「収入が増えた」が44.7%と続いた。

 幹部候補は、「意思決定に関与できるようになった」がもっとも高く60.2%。続いて、「仕事の裁量が増えた」が59.2%、「経営視点が養われた」「部下の成長や成功を喜べるようになった」がともに56.1%だった。

 全ステージで「意思決定に関与できるようになった」が上位となり、幹部候補は6割を超えた。幹部候補は「経営視点が養われた」「仕事の裁量が増えた」「部下の成長や成功を喜べるようになった」の項目でも、新任・ベテランより10ポイント以上高い結果となった。

【業務内容別】なって良かったことの回答割合、「プレーヤー業務寄り」に比べて、「マネジメント業務寄り」が高い傾向

 さらに、担う業務内容によって「管理職になって良かったこと」に違いがあるのか調べた。業務内容がマネジメント業務よりプレーヤー業務の割合が多い管理職を「プレーヤー業務寄り」、プレーヤー業務とマネジメント業務の割合が約半分の管理職を「中間タイプ」、プレーヤー業務よりマネジメント業務の割合が多い管理職を「マネジメント業務寄り」と分類し、それぞれの回答結果を比較した。

  • マネジメント業務寄り…プレーヤー業務の割合0~30%台(※)、マネジメント業務の割合が多いタイプ
  • 中間タイプ…プレーヤー業務の割合40~60%台(※)、プレーヤー業務とマネジメント業務の割合が約半分のタイプ
  • プレーヤー業務寄り…プレーヤー業務割合70~100%(※)、プレーヤー業務の割合が多いタイプ

※「マネジメント業務とプレーヤー業務のうち、プレーヤー業務に費やしている、ご自身の時間の割合はどの程度ですか」という質問に対し、すべてプレーヤー業務を100%、すべててマネジメント業務を0%とし、10段階で回答。

 プレーヤー業務寄りの「管理職になって良かったこと」のトップは「収入が増えた」(46.3%)。続いて、「意思決定に関与できるようになった」(45.7%)、「仕事の裁量が増えた」(42.9%)だった。

 中間タイプは「意思決定に関与できるようになった」がもっとも高く、56.8%だった。「収入が増えた」(46.6%)、「チームを先導できるようになった」(45.5%)が続いた。

 マネジメント業務寄りは、「仕事の裁量が増えた」が63.8%だった。次いで、「意思決定に関与できるようになった」(57.4%)、「部下の成長や成功を喜べるようになった」「経営視点が養われた」(ともに54.3%)だった。

 ほとんどの項目で、プレーヤー業務寄りの管理職よりもマネジメント業務寄りの管理職の方が、回答割合が高い結果となった。

【調査概要】

調査対象者:ALL DIFFERENTが提供する管理職向け研修の受講者

調査時期:2025年5月20日~7月17日

調査方法:ウェブ・マークシート記入式でのアンケート調査

サンプル数:531名

属性:

(1)業種

農業、林業 4人(0.8%)

建設業 46人(8.7%)

製造業 120人(22.6%)

電気・ガス・熱供給・水道業 4人(0.8%)

情報通信業 103人(19.4%)

運輸業、郵便業 9人(1.7%)

卸売業、小売業 58人(10.9%)

金融業、保険業 22人(4.1%)

不動産業、物品賃貸業 18人(3.4%)

学術研究、専門・技術サービス業 17人(3.2%)

生活関連サービス業、娯楽業 8人(1.5%)

教育、学習支援業 1人(0.2%)

医療、福祉 4人(0.8%)

複合サービス事業 3人(0.6%)

サービス業(他に分類されないもの) 78人(14.7%)

その他 36人(6.8%)

(2)企業規模

50人以下 40人(7.5%)

51~100人 72人(13.6%)

101~300人 230人(43.3%)

301~1,000人 125人(23.5%)

1,001~5,000人 61人(11.5%)

5,001人以上 2人(0.4%)わからない 1人(0.2%)

※各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外としている

※構成比などの数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%とならない場合がある

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