プロディライトは、提供するクラウドPBX「INNOVERA」が、営業DXサービス「Sansan」とAPI連携したことを発表した。

連携の背景

従来型のPBXを利用したビジネスフォンは社内でしか使用できず、設定のたびに工事が必要になるなど、リモートワークやフリーアドレスなどの多様な働き方には対応が難しいという課題があった。
INNOVERAは、PCやスマートフォンで固定電話の番号や機能が使用でき、設定変更も容易でハイブリットワークやリモートワークなどさまざまな働き方に対応が可能。さらに全通話録音やテキスト化、CRM(顧客管理)ツールとの連携などの機能で業務の効率化を支援する。
また近年、名刺は「会社の資産」として考えられるようになり、企業全体や事業部ごとの情報の共有や人のつながりを可視化することが効率的な営業業務や経営戦略の策定において欠かせないという認識が広がっている。
こうした背景から、プロディライトは名刺や企業情報、営業履歴を一元管理し全社で共有できる営業DXサービス「Sansan」とのAPI連携を開始。これにより、働きやすい環境づくりや業務効率化への課題解決をサポートする。
連携の概要

Sansanは、名刺やメールといった接点から得られる情報をデータ化し、全社での一元管理を可能にする営業DXサービス。公開されている組織改編の情報などをもとに、Sansanに登録された人物の役職や所属部署を自動で更新する機能も備えている。今回の連携により、Sansanに蓄積された顧客情報(氏名・会社名)がINNOVERAの電話帳には入力せずとも、着信画面や通話履歴に表示されるようになった。これにより電話に出る前に、相手の最新情報を確認し、スムーズな業務対応を行うことが可能となる。