ベクストは製薬企業向けに、厚労省「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」に対応した、日報テキストの自動判定ソリューション「VextChecker メディカルセールスエディション」の提供を開始。
厚生労働省の「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」は2019年4月に適用が開始され、製薬企業各社では、営業活動の記録・管理とともに、その記述内容の中にガイドラインに抵触する内容がないかを確認する「判定業務」が発生している。日々蓄積される営業日報やメールのテキストデータを目検でチェックする判定作業には膨大な工数がかかるだけでなく、判定根拠も担当者個人の主観に依存することが多く、判定業務に再現性がないことが業務上の課題になっているという。
これに対しベクスト社は、700社が導入したテキストマイニングツール「VextMiner」のテキストマイニングエンジンと、製薬会社の日報テキストの分析ノウハウを応用することで、日報テキストの自動判定ソリューション「VextChecker メディカルセールスエディション」を開発。
「VextChecker メディカルセールスエディション」では、日報などのテキストデータから高速・高精度に不適切文書を発見できるだけでなく、ユーザー企業自身で、不適切文書を発見するための教師データのメンテナンス作業を実施することができる。本ソリューションはクラウド/オンプレミス双方での提供が可能。ベクスト社は、年内に内資/外資の製薬企業30社以上の導入を目指す。