リバースタジオは、情報収集・活用サービス「Station」において、さまざまな企業の不祥事・リスク情報、条例違反などを検知するデータベースの提供を開始した。

提供開始の背景

近年、企業経営においてリスクマネジメントの必要性は高まっている。
長年にわたって企業は、不正会計や粉飾決算など財務領域におけるリスクを重要視してきた。しかし近年、ESGやサステナビリティ、コンプライアンス意識の高まりによって、ハラスメントや人権・環境イシュー、サイバー攻撃やセキュリティ事故、条例違反などの広範な企業リスクに関心が集まっている。
また、自社のリスクのみならず取引先やサプライチェーン、関連企業などで生じたリスクへの説明責任も生じており、担当者の負担は増している。
発生したリスク情報は、報道や行政(各自治体や管轄官庁)、専門的なデータベースなどに分散しており、担当者がリアルタイムかつ正確に把握することは困難だった。
これらの課題を解決するためにリバースタジオは、問題情報収集・活用サービスのStation において、AIなどのテクノロジーおよび情報分野に関する知見によって、膨大なデータを適切に取得・分類、処理するリスクマネジメント・データベースをつくりだした。
ポイント

本サービスには、3つのポイントがある。
- 不祥事や事故、行政処分などさまざまなリスク情報を一元化
企業の過去の違反履歴だけでなく、粉飾決算、労務問題、取引停止、資金繰りの悪化などさまざまな情報を収集・検知。これまでの与信管理や反社チェックでは捉えきれないリスク情報を広範に収集する。
- さまざまなシーンで利用可能
取引先やサプライチェーンの与信管理だけでなく、競合企業や業界の主要企業の情報なども取得できる。経営企画や法務担当者だけでなく、投資家のリスク管理や自社のブランド毀損の防止などさまざまなシーンで利用が可能になる。
- データをリアルタイムで更新
AIなどを活用した独自のデータ収集・分類システムにより、報道や行政、企業などが発表する情報をスピーディに反映。企業経営にリスクをおよぼす可能性がある情報を届ける。